つばめ投資顧問の「顧問」に就任

ボーイング(BA)を全売却

この記事は約3分で読めます。

私は現在約40銘柄の米国株、そして、日本株にも同じ様な銘柄数に投資しています。
(参考)「私」のポートフォリオの組み方

基本的に、預金をいつも極力少なく運用するスタイルのため、ある意味生活資金等の「支払準備」の性格を兼ねた日本株については、短期的な売買も併用しています。
(参考)【日本株】ポートフォリオ(2021年6月30日付)

一方、米国株については、毎月(毎週と言ってもいいかも)入金される配当金は全て米国株に再投資。基本的に、業績などの面では懸念が少なく、長期保有に適した布陣となっています。

こうした中で、昨日、ポートフォリオの下位にあったボーイングを全て売却しました。

ボーイング社概況

既に売却した銘柄について詳述する必要もないでしょうから、サラッと書いておきますが「世界最大の航空機メーカー」です。欧州のエアバスと共に民間機の市場を二分している他、貨物機では約9割の圧倒的なシェアを保持しています。なお、軍用機についても、ロッキード・マーチンに次いで2位です。

近年は、民間機737MAXの事故の影響で受注が低迷。当社としては、かつてない不振に喘いている状況です。なお、6月末時点の時価総額は世界で98位でした。

投資経緯と投資判断

上に述べた通り、業績の先行きに懸念のない先に投資するのが、私の米国株投資の基本的な考え方。そんな中にあって、ボーイングについては、日本企業にはない投資対象であり「航空史上最悪の危機」を生き延びた暁には、再び高い収益性・成長性を取り戻すと期待して投資しました。

楽天証券の取引履歴を確認してみると、当該事故(2019/3/13)以前の2018年にも少しだけ取引実績がありましたが、本格的な投資は事故直後(2019/3/15!)からでした。我ながら冒険していますね。

その後、2019年の間、ちょびちょびと買い増し最高で74株程度まで保有していたようです。しかし、しばらく株価低迷。同年末までに一旦損失を出して売却していました。

昨日売却したポジションは、新型コロナ後、2020/3/16(コロナショックの真っ最中)に、その他銘柄と合わせて投資。若干の追加投資も行なって50銘柄となっていました。

今回売却したのは、以下の理由です。

(1)他の銘柄への投資資金の捻出
まず、一番大きいのが、既往の保有株に追加投資をしたかったからです。私は2019年に退職し、サラリー収入がありませんので、基本的に入金力はありません。そのため、何かのウエイトを高めようと思ったら、既に投資している資産を売却するしかありません。預金はいつもギリギリのためです。

今回は、「最強の10銘柄」の一角であるロッキード・マーチン、チャーチ・アンド・ドワイト、マコーミック、さらにS&P グローバル、シャーウィン・ウィリアムズへの追加投資するため、売却しました。

(2)基本への回帰
私の約40銘柄の投資先の中で、明らかに業績回復途上にあるのは、このボーイングだけであると言っても良いでしょう。足元では、既に最悪期を過ぎ、いずれ時間はかかっても元の姿に戻ることは期待できます。しかし、一旦「例外」を排除し、基本に立ち帰りました。

(3)利益確定
2019年の売却では損失が出ましたが、今回は保有簿価が182ドルと低く、238ドル程度で売却しても利益が出ました。これで、ボーイングへの投資は通算でもチャラ(損失解消)です。

その他

上記の通り、(当然ですが)個人的に何か特別な情報を掴んで売却したわけではありません。ただ、一時の最悪期に比べると株価もある程度戻して、ここからさらに短期的に上げていくには材料不足の感じもします。

(長期目線で投資する場合には、たぶん問題ないと考えます)でも、短期的にはボーイングに限らず上下の変動が大きいのが「個別株」への投資であること、そして、何より投資は自己責任で、他人の意見ではなく、自分の頭でしっかり考えて判断することが肝要です。

I hope you like it.

スポンサーリンク
投資活動
ランキングに参加しています。応援(クリック)が励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
シェアしていただけると、とても嬉しいです!
この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

エルをフォローすると更新情報が届きます。