つばめ投資顧問の「顧問」に就任

インデックス投資に向く人

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今年から新しいNISAが始まったことで、これまで投資に関心が無かった人の間でも、俄かに投資を気にする人が増えているようだ。

実際、私がよく足を運ぶ書店の投資本コーナーでも、熱心にNISA本などを喰い入る様に立ち読みする客に最近よく遭遇する。

世の中には、支出がとても少なかったり、収入がかなり多いなどの理由で、投資をする必要がない人も存在するが、投資を覚えて始めることに越したことはない。

今日は最近個人投資家の中で、一段と認知度が高まっているインデックス投資について、改めてその活用法について考えてみたい。

投資ビギナー

まず、投資と言っても、株式投資、債券投資、REITへの投資、ゴールドへの投資など、投資対象の商品で分類すれば、キリがないくらい色々あるので、株式投資に限定して考えてみたい。

株式投資をする場合、大きく2つの方法がある。一つは上場する「個別株」を自分で選んで投資する方法。そして、もう一つが投資信託を通じて投資する方法である。後者については、投資信託そのものが上場しているタイプ(ETF)もあるが、取引の方法を除けば、その基本的な性格は同じだ。

一般的に、個別株投資については、決算書が読めること、経済指標の意味が分かることなど、最低限知っておくべきことが多いが、一方でいくら頭が良くて知識があり、例えば証券アナリストや簿記1級、公認会計士等の資格を持っているからといって、株式投資が上手とは限らないという難しさ(面白さ)がある。

その点、投資信託、とりわけ日経平均株価やTOPIX、S&P500といった株式市場の指数への連動を目指して設定・運用される「インデックス投信」については、誰が投資しても、その保有期間の成績は同じ(市場の平均)ものを獲得できる優れものである。

もし、あなたが一定の個別株投資の適性がないとすれば、インデックス投資は投資の最初のアクセス手段として最適だし「上等」なツールだと言えよう。

十分な資産がある人

そして、インデックス投資に向くのは、投資ビギナーだけではない。それまでの「入金力」や投資実績などにより、人生の残された時間との関係で既に十分な資産がある人にも、インデックス投資はピッタリだ。

十分な資産がある人は、資産形成期の人に比べて、追加的な資産増加で得られる効用(喜び)が低くなっているし、その資産増加のために費やす時間の方がより貴重であると感じるはずだからだ。

個別株投資をする以上は、まさに投資先企業の「個別」リスクを負うことになるが、インデックス投資を通じて分散投資していれば、それも気にする必要がないのが、何より「楽ちん」である。

この様に、投資ビギナーと十分な財産がある人はインデックス投資を大いに活用したら良いだろう。

なお、私の場合には、まだ、煩悩があるので、個別株投資から足を洗うことが出来ない状態だ。

I hope you like it.

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投資に対する考え方
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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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