早期リタイア「FIRE」を実現するために必要なこと

Forbesの「経済的自立と早期リタイア「FIRE」を実現するため、今日から始めるべき習慣17選」という記事を題材として、複数のブロガーが記事をUPしていたので、私も相乗りしてみたいと思います。

(参考)経済的自立と早期リタイア「FIRE」を実現するため、今日から始めるべき習慣17選
(原文)17 Things To Do Early In Your Career To Help You Gain Financial Freedom

以下のサブタイトルは、元の記事のまま。この小項目に関する私のこれまで実践してきたことや考えを述べます。

目次

給与交渉術を身に付ける

まず、最初の項目がいきなりボールが高めのやつでした。外資系やベンチャー企業に勤めていたり、ひょっとすると最近の若い転職経験豊富な方々にとっては、ごく普通のことかもしれませんが、私は在職中、ほとんど給与を上げてくれ(類似の行為含む)と職場で言ったことはありませんでした。

それは、一つには、大きな金融機関に就職(最終的には30年近く勤めた)して、世間的には恵まれた待遇にあると常々思っていたからです。せいぜい、退職の少し前に「もう少し責任範囲を拡大してもらいたい」と上司に伝えたことがあり、結果的にそれが叶い、前職の最後の方では地方ブロック拠点の融資の責任者に就くことは出来ましたけど(ただし、少し家族の問題を抱える中での単身赴任は厳しかった)。

振り返ると、もっと、図々しく、アピールしておけば良かったかなと感じます。

今すぐ貯蓄を始める

次は「貯蓄」。私は就職した翌年から「投資」を始めました。よくある「生活防衛資金」(その様な言葉は当時ありませんでした)をまず貯めるという発想はなく、ボーナスで日本株を買ったというがスタートです。

投資するためには、昔は少なくとも個別株に関しては数十万円の資金が必要でしたが、今なら小口から投資可能ですね。

生活費を節約する(たとえその必要がなくても)

私は冒頭に書いた様に、比較的サラリーに恵まれ、いわゆる「1000万円プレーヤー」だったこともあり、あまり、細かい支出を気にしたことは正直ないです。

ただし、生命保険を必要な期間・必要な金額しか契約しない等の固定費削減(どれも普通なこと)はキッチリやりました。40歳の頃、生保は全て解約しました。

可能なかぎり年金積立口座に貯金する

アメリカでは401Kプラン、日本の場合には、確定拠出年金やiDeCoが想定されると思いますが、前職は確定給付型の年金だった(現在はハイブリッドに制度変更している模様)ため、基本、特定口座での投資が大宗を占めていました。

それでも、旧NISAや新NISAやiDeCoが利用できる様になってから最大限活用しています。

手数料の安い投資方法を選ぶ

私が投資を始めた1990年代前半は、まだ、株式取引の手数料も非常に高く、投資信託といえば購入時に3%の手数料、信託報酬も2%以上のアクティブファンドばかりでした。

その後、現在の楽天・SBI・マネックス証券が設立されると、すぐに口座開設して、メイン証券を野村證券からスイッチ。当然ですね。

複数の収入源を構築する

これは該当なしです。私が在籍している頃は、まだ副業は認められておらず、投資を除いてサラリー以外にまともな収入はありませんでした。

ブログのアフィリエイトや広告収入は大したことがありません。本を出版したので、その時だけ印税は入りましたが。今でも電子書籍の関係は金額は微々たるものですが、継続はしています。

「悪い債務」を徹底的に避ける

私にとって債務らしきものを借りたのは、住宅ローンがやはり大きいですが、当時の借入条件としては十分有利な条件で借りていました。

「悪い債務」というのは、高利率だったり、家計管理が悪いせいで、本来不要な借入を指すと思いますが、これは該当なしです。

支出と純資産を記録する

昔は現在の様にネットやアプリなどの便利なツールはなく、エクセルを個人が家庭で普通に使う様になったのは、就職して5年以上経ってからでした。

それでも、最初はエクセルを使って、定期的に資産の推移をその時々の株価や為替など経済データとセットで記録していた時期がありました。

現在はマネーフォワードMEで管理しています。

ローン返済を繰り上げる

33歳で初めて新築マンションを購入する際、借りたローンはその後、投資でもっと早く返済できましたが、少し引っ張って、ちょうど10年で完済しました。

もし、借入をした時期がもっと遅く、金融環境が違っていたら(金利がその後、ゼロ金利など非常に低い時代が到来)、繰り上げ返済のピッチをもっと緩めたり、あるいは約定通りの返済をしたかもしれません。

これは、アメリカなどとは違い、日本の場合には、繰上げ償還ありきではないと思います。

資産を最大限に活用する

元の記事では「シェアエコノミーを利用して、すでに持っているものの価値を最大化しよう。長期の旅行に出かけるなら、その間は家を貸そう。あまり乗っていない車があるなら、カーシェアリングプラットフォームに登録しよう。手持ちのリソースを浪費させずに、資産を活用して収入をアップさせよう。」といったことが書かれていました。

これに似たことをやったことはありませんが、もし、自宅保有者が転勤で地方に移動になった際、自宅を人に貸す等が該当すると思います。

FIREについて学び、目標に集中する

私が早期退職した2019年当時、私の「先人」でかつ、その状況を公に発信している人は日本には殆どいませんでした。それでも、その数少ないブログの記事や書籍などで基礎的なことを学びました。

現在なら、先駆者が増えてきましたので、「実践者」に直接話を聞いてみるのが、一番良いと思います。

ただ、頭でわかっているのと、それを実行に移すのには「大きな距離」があるのも事実です。

自由のマインドセットを取り入れる

これは私は「世間の目を意識せず」「自分が信じる道」を突き通せる力があるかどうかと解釈しました。

FIREのメリットはサラリーマン時代とは異なり、完全にさまざまなことを「自己決定」できることにあります。

逆に言えば、何をするにも、周りの目が気になり、人のアドバイスがないと決められない人には、FIREは向いていません。

キャリア選択において、戦略的に動く

上述の通り、私は最初に就職したところに最後までいたので、何か特別なことは語れません。ただ、漫然と30年間過ごしたという意識はなく、50歳前後になれば「実質的にお役御免」の世界で、いつ何時、出向・転籍の道が待っているかもしれない中で、いざとなれば明確に「No!」と言えるだけの準備はしていました。

投資への積極性を保つ

自分の場合には、投資は単なる資産形成の手段だけではなく、楽しみ・趣味でもあり、現在も積極的に関わっていますし、月次以上の頻度でポートフォリオの点検もしています。

生涯学習にコミットする

私は大した「学校歴」はありませんが、特に就職して以降の「学習歴」は相応にあった方だと自負しています。格別資格取得に頑張ったとかそういうことではなく、常に本を読む、世の中の様々なことへの興味を失わない。そうした意味です。

強固な支え合いのネットワークを築く

これはFIREのためというよりも、人生をより良く生きるために必要なことですね。必ずしも「強固」ではなくとも、緩やかでも良いから、利害関係のない友人などを多く持つこと

これがあると無いとでは、大きな違いがあります。

収入を食い荒らす消費を避ける

要は無駄遣いはやめよう!ということですが、もし、目標通りFIREを達成したら、その得られた貴重な時間とお金をいかに「使っていくか」が問われる生活が始まります。

ご自身の資産形成の状況に応じて、資産を「増やす」ことから「使う」ことへのマインドセットのシフトを図っていく

これ大事です。

以上がForbesの記事にあった17の習慣です。最後にまとめるとすれば、やっぱり、早くから投資を始めて、長く継続する。収入の範囲で生活して、使わないお金は最大限投資する。

やはり、これではないでしょうか

他のブロガーのバージョンも参考になりますよ

(参考)
投資でセミリタイアする九条日記
氷河期ブログ

I hope you like it.

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