お金の「使い方」が大事

10年以上前からお付き合いもある野尻哲史さんの最新の著書を読みました。

100歳まで生きても資産を枯渇させない方法

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野尻哲史 幻冬舎 2025年01月29日頃

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以前読んだ『60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術』の内容をより平易に、より少ないページ数で、より多くの人に届ける趣旨で書かれたものとなっています。

今回、本書を読んで改めて私が感じたことを述べます。

目次

本書概要

一般的に「資産」というと、これを増やすための「資産運用」がメインで、関連図書で世の中は溢れています。

本書は時間をかけて作り上げてきた資産を少しづつ売却していく「資産活用」について、主に書かれたものとなっています。

分かりやすくするため、一例(モデルケース的なもの)として

・30歳から65歳までは「積み立てながら運用する時代」

・65歳から80歳は「使いながら運用する時代」

・80歳以降は「使うだけの時代」

という設定がされ、説明がなされています。もちろん、いつから運用を開始しても良いですし、いつ運用を中止しても良いですが、80歳としているのは認知症リスクを考慮してとのことです。

筆者は、老後に受給する公的年金の見込額に「どれだけ上乗せする」必要があるか考えて、そこから逆算して「資産運用」および「資産活用」していくことを提案しています。

なお、資産形成時は一般的に「定額」購入(ドルコスト平均)していく人が一般的ですが、取り崩しの段階では「定額」よりも「定率」を推奨しています。

私の状況を踏まえた考え

本のタイトルにもある「100歳」をゴールに置いた場合、果たして、どの様に今後資産と関わっていけば良いのか

本ブログの読者は、上記3つの時代で言えば、ひたすら運用する「資産運用の時代」の渦中にある方が殆どでしょうか

一方、私は年齢自体はこの年代に入りますが、2019年に51歳で早期退職しているため、実態としては「使いながら運用する時代」に入って既に7年目に入っています。

ですので、多くの方のベクトルが資産を「増やす」ことにある中で、私は有意義に使って、むしろ減らしていくベクトルにあると言えます。(実際には、退職後も増えるばかりですが)

エントリー「資産はもう増やさない方がいい」で取り上げたベストセラー本『DIE WITH ZERO』が強調している考えに忠実に行動するとすれば、私の支出(おそらく年収2000万円くらいの人の支出水準に近い)のレベルをさらに上げても支障がないかもしれません。

一点、重要な事項があるとするば、公的年金の受給を65歳にするのか、繰り延べするのか、あるいは早めるのかの選択があります。

ただし、どの選択をしたとしても、消費のピッチは落とす必要は無さそうです。

以上、自分の話を少しさせてもらいました。

今年は妻と複数回旅行に出掛ける予定です。

I hope you like it.

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