世界で最も持続可能性の高い100社「2025 Global 100」

5年前に一度取り上げたのですが、少し変化があったので、改めて取り上げたいと思います。

目次

「Global 100」とは

・カナダのコーポレートナイツ社(Corporate Knights Inc.)が、世界のあらゆる業界の大企業(2025年は8,359社)を対象に、環境・社会・ガバナンス(E/S/G)などの観点から持続可能性を評価し、上位100社を選出しているもの。
・「2025 Global 100」は1月22日スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の中で発表。
・日本企業の選出は3社。
(関連URL)2025 Global 100

トップ10

1位:シュナイダーエレクトリック(フランス)

2位:シムズ(オーストラリア)

3位:ヴェスタス・ウィンド・システムズ(デンマーク)

4位:ブランブルズ(オーストラリア)

5位:台湾高鉄(台湾)

6位:SMAソーラーテクノロジー(ドイツ)

7位:アルストム(フランス)

8位:スタンテック(カナダ)

9位:オーステッド(デンマーク)

10位:エンフェーズ・エナジー(米国)

主な国別の選出先・数

上記リンクは国別・産業別にソートをかけることができます。国でソートして主だった国と企業名を列挙すると以下の通りです。

(アメリカ)10社

10位:Enphase Energy Inc

14位:First Solar Inc

29位:Steel Dynamics Inc

45位:Tesla Inc

53位:Radius Recycling

54位:Cisco Systems Inc

56位:Rivian Automotive, Inc

63位:Prologis Inc

64位:Borgwarner Inc

66位:Autodesk Inc

(中国)8社

NIO(蔚来汽車)が13位、雅迪(ヤディア・グループ・ホールディングス)が19位、理想汽車(リ・オート)が23位、小鵬汽車(XPeng)が32位、MLSが55位、信義光能(シンイー・ソーラー)が76位、ビタソイが83位、Risen Energyが87位

(台湾)4社

台湾高鉄が3位、旭隼科技(ボルトニック・パワー)が11位、巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)が33位、合庫金控が97位

(日本)3社

35位:エーザイ

51位:リコー

98位:シスメックス

感想

地域別にはヨーロッパで44社、北米で26社、アジア・太平洋で23社、その他7社となっており、やはりESGの分野ではヨーロッパ企業が強いですね。

ちなみに日本企業のランクイン数は、2015年の1社から2016年に4社に増加。2017年、2018年も4社を維持し、2019年に2倍の8社になった後、2020年は6社、2021年5社、2022年3社、2023年4社、2024年3社へと減少。今回も横ばいの3社でした。

前回(2019年)取り上げた際には、入っていたコニカミノルタ、積水化学工業、武田薬品工業の名前は消えていました。以前は花王、トヨタ自動車、パナソニックなんかもランクインしていた様です。

トランプ政権になって以降、ESGバブルが崩壊した感じではありますけど、ご参考になれば幸いです。

I hope you like it.

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