レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」の2018年8月度中間報告「ひふみのあゆみ」において、
Q 純資産残高が増えることによる運用の難しさはありますか?
との質問に対する回答が掲載されていました。
先日、弊ブログではエントリー「ひふみ投信を3分の1まで売却」で受益者に評価されビジネスとして成功したが故に大きく増えた純資産残高が、皮肉なことにレオスを運用面で苦しめる展開になるのではないか、という見解を披露したばかりでしたので、興味津々で読みました。
詳細は「全文」を後でご確認いただくとして概略以下のことが書かれています。
大きな船の舵取りが難しくなることは認める
アメリカでは1兆円どころか10兆円規模の運用者もいるので、同様に頑張りたい
残高が増えることによる効用
・1銘柄あたりの株価の変動による全体のパフォーマンスに与える影響が小さくなる
→単に組入銘柄数を増やしているからではないでしょうか?
・日本株最大のファンドとなったので、入ってくる情報量が格段に増えた
なお、足元の小型株を中心に売り込まれた現在のマーケットは「株価の割高感も過熱感も消えているので、あきらかに仕込みの時期である」と考えているとのことです。
日本人が日本株で運用しているファンドの中で、ひふみ投信+ひふみプラスが一番残高が大きくなったということは、この運用の巧拙が日本の家計にも一番影響を与えることを意味します。
そして、その影響は数字の面だけでなく、アクティブファンドの評価にも(短絡的な話ですが)直結しかねません。
そういう意味では、ここはまさにレオスの頑張りどころですね。
I hope you like it.