5月にご紹介した洋楽「名盤紹介「ザ・マン・アンド・ヒズ・ミュージック」(サム・クック)」に続き、今回は邦楽の中から、私が自信を持っておすすめできる名盤をご紹介しましょう。
今回は井上陽水の「氷の世界」です。
私と本作品との出会い
私は母が大の音楽好き。その母のお腹の中にいる時から、音楽を胎教で聴いて育ったため、息子の私も昔から音楽が大好きです。
(ちなみに、自分のお金で買った最初のCDはABBAのベスト盤)
そして、他の趣味に関して、映画は昔はビデオをレンタルしてアカデミー賞受賞作など評価の定まったものなど、たくさん見てきました。
本も以前ブログで書いていますが、PHPの雑誌「THE21」で特集の組まれていた「ビジネスマンが読んでおくべき100冊」みたいなものを社会人2年目くらい(偶然ですが投資を始めた頃と同じ)に全て一括で「大人買い」したことがあります。
そんな私ですので、音楽についても純粋に好きな音楽だけを聴くにとどまらず、昔の作品も積極的にいろいろと調べて聴いていきました。
この「氷の世界」も、なんと言っても「日本初のミリオンセラー・アルバム」ということで、さぞかし素晴らしいアルバムだろうと思って手を伸ばしたのです。
作品紹介
このアルバムは1973年、日本の高度成長が終わった年(翌年はマイナス成長)に発売
アルバムチャート113週連続トップテン入り 音楽史を塗り替える、文字通り「モンスターアルバム」として日本の音楽史に輝く位置付けにあります。
私が初めて聴いたのは、たぶん中学・高校生の頃でしたので、発売後10年以上経ってからでしたが、実験的要素満載、斬新で完成度が非常に高いものとなっており、以来、何度も何度も聴く「お気に入り」となっています。ちなみに、井上陽水が必ずしもお気に入りということではなく、このアルバムがいいのです。
なお、以下でリンクしている映像で知ったのですが、タイトル曲と「小春おばさん」はロンドン録音です。
大卒サラリーマンの平均初任給が6万円の時代、LPレコード2,200円だったそうです。
1975年8月、実売100万枚突破、日本音楽史上初の本作品
一度くらい、聴いても損はないと思います。
(参考)井上陽水 ドキュメント「氷の世界40年」 ~日本初ミリオンセラーアルバムの衝撃とその時代~ (2013年12月28日)(YouTube)
I hope you like it.