つばめ投資顧問の「顧問」に就任

私の頭にいつもよぎる「2つの考え」

この記事は約3分で読めます。

2023年の最初の1週間のマーケットが終わりました。

暴落も暴騰もない、平均的な1年の滑り出しとなり、ひとまず安心というところでしょうか。

さて、土曜日の今日は、以前から私の頭によぎる「2つの考え」について、書いてみますね。

改めて「富裕層」の定義を確認

本題に入る前に、少し確認しておきたいことがあります。

それは、よく目にする「富裕層」という言葉について

この言葉、一般によく目にする言葉だし、特に厳密な定義があるわけではないですが、一番浸透しているのが野村総合研究所がまとめている調査に基づく定義です。

(参考)富裕層・準富裕層の定義とは?特徴・年収・資産規模についても解説(セゾンのくらし大研究)

上記リンク記事にある通り

「純金融資産保有額1億円以上5億円未満」の世帯を富裕層としています。

そして

「純金融資産保有額5000万円以上1億円未満」の世帯を準富裕層、「純金融資産保有額5億円以上」の世帯を超富裕層としています。

なお、「純」とあることから分かる通り、純金融資産とは、預貯金や株式、債券や生命保険などの金融資産から、負債を差し引いたものです。例えば、総資産が1億円だったとしても、負債が100万円あれば富裕層には区分されません。

また、あくまで「金融資産」に限定した統計であり、例えば、極端な例ですが、時価1億円の不動産を負債ゼロで保有していても「金融資産」が1億円以上ないと、この定義には当てはまりません。

これは、元証券会社系列だった野村総合研究所なので、バイアスが入っているのかもですね。

足るを知る「考え」

さて、私は2019年に退職、我が家は昨年まで4年間、資産運用で生活してきました。

2022年は「初めて」前年対比で資産が減少しましたが、毎年家族4人が私が現役サラリーマンだった頃とは変わりのない生活ができています。
(参考)セミリタイア4年目の2022年を総括

こうした実績や、近い将来(5年ほど後で)企業年金(退職金の一部)がもらえる様になり、65歳からは公的年金の受給も始まる状況を踏まえると、私の場合、もうそんなに資産運用に対して、しゃかりきになったり、過度なリスクを負ってまで運用に力を入れる必要はない様に思えます。

現時点では、例えば次男が今年から大学に入学(予定)したり、まだ、相応にお金はかかるのですが、以前と変わりのない生活を送っていく分には、何一つ支障がない。これが現状です。

そう、私の頭によぎる、まず最初の考えは、今で十分、換言すれば「足るを知る」とでもいうべき境地です。

欲張りな「考え」

一方、私には別の考えも時々去来します。

それは、確かに現在は特に不自由な思いはしていないけど、身につける衣服はユニクロやワークマンが多いし、住んでいるマンションも築古(注:2年前から次男の通学の利便性を考え購入)なので、上記「富裕層」に該当する実感は殆どないからです。

おそらく、現在の延長線上の資産運用と生活を続けていくだけで、年金を受給して以降の資産は、支出減少(夫婦だけになっている)もあって増加が加速していることが想定されます。

それなのに、根本的な生活スタイルが派手にならないのは、やはり心の片隅に資産が大きく目減りしてしまう可能性を意識しているからかもしれません。

そういう意味では、資産が「超富裕層」の域に達するなど、一段と増えれば、また違った「景色」も見えるのだろうな、と時々考えたりします。

しかし、そのためには、運用で「早期」にもっと増やしてやる必要があります。

大きく早く増やそうと思ったら、相応のリスクテイクをする必要があります。例えば、もっと銘柄を絞り込んで、有望だと考える投資先に大胆に投資するとか・・・・

でも、こうした事を行ったら必ず期待通りになるとは限りません。むしろ、逆方向に作用して、資産を大きく減らしてしまうことにつながりかねないのです。

この「欲張り」と「足るを知る」の異なる考えが、時々、私に交代で押し寄せてくる。

今日はそんな話でした。

I hope you like it.

スポンサーリンク
雑感雑記
ランキングに参加しています。応援(クリック)が励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
シェアしていただけると、とても嬉しいです!
この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

エルをフォローすると更新情報が届きます。