株式市場では、1月の株価が調子がいいと、その年1年間の株価も調子がいい事が多いという「アノマリー」があります。
このアノマリーというのは「理由ははっきりしないが季節や月など一定の規則に応じて起こることが多い経験則」を指します。
私は以前から、このアノマリーを知っており、今年も1月がどうなるか非常に興味を持って見守っていました。
米国株式(S&P500)は4年ぶりに1月上昇
1月が終わってから少し時間が経ちましたが、2023年1月のS&P500は、インフレ鈍化による長期金利の低下と前年下落の反動などもあって月間では6.2%の上昇となり、好スタートを切りました。
よし、今年は期待できる!
と感じたのは私だけではないでしょう。
ちょうど、タイムリーなことに、SBI証券「投資情報メディア」から、この関係の記事が届きましたので、ご紹介します。
(該当記事)好スタートとなった米国株式(S&P500) 1月に上昇した年の勝率は?
1月の月間リターン+6.2%は、過去26年では2019年の+7.9%に次ぐ2番目の好成績
長期で上昇している米国株式(S&P500)ですが、1月のリターンは意外にも低迷しているそうです。過去26回のうち13回がマイナスリターンとなっています。2020年から2022年までの3年間では1月下落が3回も続いていました。2023年は4年ぶりの1月上昇とのことです。
S&P500が1月に上昇した年(計12回)の勝率と年間リターンを調べてみると・・・
数字で見た勝敗は9勝3敗となっていますが、詳細を見ると3敗のうちの2011年は▲0.003%とほぼ横ばいのため負けは、2回といえそうです。9勝2敗1分とすると勝率は80%を超えるため、「1月の株価が強いとその年の株価は強い」というアノマリーは米国株式(S&P500)では高い確率で当てはまっていました。
1月に上昇した過去12回における平均の年間リターンは+12.0%となっています。
このようなアノマリーですが、2023年に関しては世界景気の減速がもたらす企業業績への影響、米国の金融政策の行方や世界的なインフレ動向などの不透明な要因が多く、2月以降の継続的な株価上昇には警戒が必要といえます。
2023年は上昇と下落を繰り返しながら、最終的には年間リターンがプラスで終わるというシナリオが当てはまるのではないかと予想します。
以上が過去の実績とSBI証券の見立てです。
詳細は上記リンク記事をご確認ください。
私の資産も1月は増加して好発進しているので、2023年の資産成長を期待しています。
I hope you like it.