サイトアイコン 【L】米国株投資実践日記

エルがここまで来た要素を分解

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私の様な専業投資家になっている人にも、いろいろな経路を辿ってきた人がいます。

人生において、一度も就職したことすらない方、節約して浮いたお金でコツコツと投資してきた人、特定の投資銘柄でまぐれ当たりした方(失礼!)、あるいは親からの相続財産を受けたラッキーな人もいますね。

こうした中で、改めて、私に関して、生まれ育ちから、職業、その他、私の資産形成に影響を及ぼした項目を点検してみました。

当初、項目別に自己評価も付すことも考えましたが、説明のみにとどめます。読者ご自身の状況と比較でもしながら、お読みください。

家系・実家の経済力

父は簿記の専門学校、母は高卒の家に生まれました。共働きでした。父は私が中学の頃に、勤め先の事業閉鎖(リストラ)で失業したり、交通事故(九死に一生を得る)の後しばらく働かない状態が続くなど、サラリーは安くかつ安定しない状況でした。後年、母から聞いた話では、母が働くだけでは足りず、祖母や叔父から経済的なサポートを受けて、家族4人なんとか「やりくり」していたそうです。

ですので、亡くなった父から受け継ぐ遺産もありませんでした。

学歴

上記家計状況ですので、塾に通ったことはなく、中高は地元の公立に通いました。中学の時は技術家庭科が得意だったので、当初は高専を受験しようと考えていましたが、自宅から遠いこと、やはり大学の方がベターだと思い直し、最終的には大学を受験しました。

自宅から通えることが絶対条件(家を出る経済的な余裕はない)だったので、地元関西にあるいわゆる関関同立の中の2つの学校を受験。両方とも受かり、希望校に進みました。

なお、大学4年間の学費のうち、初年度のみ(約100万円)親に出してもらい、残りは自分で賄いました。日本育英会の奨学金に加えて、大学の成績が良かったことで民間の奨学財団から3年間無償で奨学金の支給を受けたことで、苦学生にならずに済みました。

就職

私の学生時代はまさに日本のバブルの真っ盛り。私が就職した1990年は「売り手市場」でした。こうした時代背景の中で、ある(大手)金融機関に就職することができました。

自分が元勤めていた先を「大手」と言うのは変に思われるかもしれませんが、一口に金融機関と言っても様々。仕事の内容はもちろん、給与水準に関しても、相当な開きがあるので、読者の理解深化のため「大手」と明記しておきます。

ちなみに、先日会った同級生(参考:札幌に1泊)から飲み会の席で、「よく、あそこに就職できたね」と言われました。関関同立やMARCHクラスは頭の面では底辺に近かったので。

収入は恵まれていたと思います。

出世の状況

上記の通り、それなりに狭い門を潜って就職しましたが、その後の出世の面ではごく「普通」でした。ある地域ブロックの業務の責任者くらいにはなりましたけれど・・・・・

それでも、いつも苦しいだけではなく、産業史に残る案件に関わったことがある等振り返れば、苦しくも楽しいサラリーマン人生(30年弱)でした。

家族

私が29歳の時、職場で知り合った妻と結婚。2人の息子に恵まれました。妻は26歳でいわゆる寿退職して以降、45歳で再び働き始めるまでの間は専業主婦でした。

上の子は学校は卒業していますが、下は中高一貫校を卒業して、今春から大学生になっています。

家計・支出管理状況

収入に関しては、ほぼ「1馬力」でしたが、世間の一般的な水準との比較では多かったことは間違いありません。ただ、関東に住み、子供を主に私立に通わせていたこと、こだわりある良質な食べ物を食べたいため、主に食費中心に生活費は収入相応にかけてきたと思います。

妻は化粧や衣服などにお金を使わない人ですが、私は書籍・CD・DVDなどの趣味に若い頃から今に至るまでお金を使ってきました。単独、家族同伴で海外旅行にもよく行った方だと思います。

ちなみに、家は最初は社宅に入っていましたが、33歳の時から自己所有です。現在、住宅ローンはありません。
(参考)セミリタイアまでの軌跡

車は最初の家を買った際、すぐ売却した他、生命保険も現在は一切加入していません。

資産運用

金融機関に勤めていたので、株式投資はフリーではなく、細かいルールがありました。インサイダー情報に抵触する様な投資をしない事はもちろんですが、こうした社内ルールの存在を前にして、一切投資に関わらない金融機関の人間も多い様な感じがしますが、私はあくまで勤め先のルールで許される範囲内では「最大限」投資していました。

もちろん、部署によっては内外の株式を全くタッチしてはいけない時期もありました。そんな時でもインデックス投資をして投資をずっと続けました。

巷では、よく「テンバガー」(投資した先の株価が10倍になること)がどうしたこうしたと話題になりますが、私は一度も経験したことはありません。(せいぜい、6、7倍が最高だったかな)

まとめ

以上を「まとめ」ますと

・親からの資産継承など一切なく、大学に入学するのもギリギリだった
・名前の通った大学を出たことで、大きな金融機関に就職。早期退職したが、それでも30年近く勤めた。
・共働きの期間は僅かで、ほぼ「一馬力」だったが、サラリーには恵まれた
・格別派手な生活はしていないが、こだわりのあるモノ・サービスには相応の出費をしてきた
・資産運用に関しては、特別誇るパフォーマンスは上げていないが、就職した翌年から現在に至るまで、長期間継続

といったところです。

この結果、結婚時と比較して、(純)資産額は約20倍となっています。

I hope you like it.

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