つばめ投資顧問の「顧問」に就任

【Semi-Retired】年収1000万円を「捨て」て得たもの

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エルです。

セミリタイアしてから数カ月が経過し、そろそろセミリタイア生活も板に付いてきました。

今回はずばりリタイアして「得たもの」「失ったもの」について、書いてみます。

失ったもの

最初は、リタイアして失ったものから。

お金

・まずは、何と言ってもカネ、moneyです。退職前、私の年収は1000万円(以上)ありました。30年近いサラリーマン生活で年収は一番多いとき退職。別に肩たたきにあったわけでもなく、自ら退職の時期を決めてやめました。
・あと数年すると「管理職」から外れたり、グループ会社や取引先に出向・転籍といった形で、待遇の悪化は見込まれましたが、概算1億円(推定)のサラリー収入(トータル)を自ら放棄したと言っても過言ではないでしょう。
・辞める前に、ほんの少しだけですが、数社に対し転職活動をしましたが、ある会社の上層部の方からは「エルさん、私だったら、その会社に1分でも長くいますよ。」と言われました。
・また、勤務先からは給料以外にも、数々のフリンジ・ベネフィットを得ていました。これは簡単には数値化難しいですが。

高い「属性」

・自分で言うのは少し憚れますが、元勤務先の社会的な信用度も相応に高いところでしたので、いわゆる「属性」は高くその恩恵に俗していました。例えば、自分では実行しませんでしたが、不動産への投資のために金融機関にローンの申し込みをすれば、低い金利で借入可能でした。

世間体

・まだ若い?のに、どこの組織にも所属せず、また、自分でも仕事をしていない身分は、対外的には説明がしにくい感じがします。
・今後、子供が誰かとお付き合いして結婚とかする時、「お父さんはどこにお勤めなの?」と訊かれた際、やっぱり「勤め人」のステイタスの方が「聞こえはいい」ですよね。

定期券が使えない

・小さいことですが、通勤定期が無くなったのは、リタイア後の日常生活において、意外と「痛い」です。私は家にいるのも好きですが、外に出かけていくのも好きなので、都会に繰り出す際の往復の交通費が馬鹿にならないです。

得たもの

では、リタイアして失ったものは終わりにして「得たもの」は何でしょうか。自らリタイアの道を選択したからには、失うものよりもエルもの(失礼)「得るもの」が多く無くては算盤が合いません。

時間

「TIME IS MONEY」:得たもの。それは、何と言っても「時間」です。「モノ」や「情報」が溢れる現代社会にあって、最も貴重な資源である「時間」。この自由に使える「時間」を手に入れるために、カネや世間体などを大胆に捨て去りました。
・では、時間がふんだんにあることで良いことを例示します。

旅行にいつでも行ける

G.W.とか料金が高い時を避けて、割安な時期に旅行に出かけることが可能です。

親孝行ができる

・親も高齢になり、残念ながら元気でいる時間は残り僅かです。親の残された余生を少しでも楽しいものにしてあげたいです。

家族と過ごす時間が増える

・親だけでなく、妻や子供と一緒に過ごす時間が増えました。以前から「マイホーム・パパ」でしたけどね。

読書・音楽・映画

・読書など趣味の時間が増えます。映画館だって、空いている時間帯にいつでも行けます。

学校行事などへの参加

・妻が仕事で対応が無理でも、子供の授業参観や保護者懇談会などに参加可能です。(実は学校の先生の話を聞くのは好き)

平日昼間のイベントに参加可能

・これは東京近辺に住む者の特権ですが、都内などで開催されるたくさんの有意義なイベントに参加可能です。しかも、無料のイベントも多いです。交通費はかかりますが、サラリーマン時代には無理だった魅力的なイベントに簡単に参加できるのは、やはり特権です。

ブログの更新回数が増えた

・サラリーマンであっても、中には毎日更新されているブロガーもいらっしゃいますが、私は無理でした。でも、今は時間に余裕があるため「毎日更新」がそれほど負荷に感じません。実際、直近1カ月はほぼ毎日の様に更新できており、結果としてブログへの読者のアクセス数は過去最高水準です。

何もせず「ボーっと」できる(余裕がある)

・これは、人によりけりで、いつも何か予定を入れていないと気が済まない人もいますが、やはり、絶対的に使える自由時間が多いことで、敢えて「何もしない」至福を味わうことができます。

たっぷり昼寝ができる

・今日みたいな暑い日は、昼からビールが呑みたくなるもの。呑んだら眠たくなりますよね。そしたら、いつでも、好きなだけ寝ていられます。幸せです(笑)

投資に時間を割ける

・これは、メリットなのかどうか、場合によれば無駄に投資に時間を使うことにもなりかねませんが、今のところ投資に時間をかけた分はリターンに寄与している「実感」があります。
・あくまで、この数ヵ月の話ですが、退職後、数百万円の生活費を変動するマーケットの状況下、運用で賄えています。(今月は今のところ運用は大きくマイナスですが、退職時の純資産を一度も下回っていません)

得たもの(メリット)は、他にも上司に気を使う必要がないとか(私の場合は、仕事がそれほど嫌だったわけではない)、いろいろあるでしょうが、貴重な「時間」を支配下に置いたことが最大の良かったことです。

前提となる資産運用

・この様に、私が50代前半で、今流行りの「FIRE」(「Financial Independence, Retire Early (経済的に独立して早期退職))ではありませんが、セミリタイアを実現できたのは、社会人になってすぐから資産運用を始め、一時リーマンショックなどで痛手を負いながらも、途中でやめることなく、ほぼ常時フルインベストメントの状態を続けてきたからです。
・投資本で知識を得て、常にマーケットの動向も把握し、そして、実際の運用で日夜改善に努める。こうしたプロセスを楽しみながら、株式投資を行なってきたからこそ「今」があると考えています。

P.S.
いずれ、何か新しいことを「始める」かもしれません。ワクワクすることを。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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