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「逃げ切り計算機」はアーリーリタイア検討者のマストアイテム

FirmBee / Pixabay

今から2年前に「【Semi-Retired】リタイアに向けた金銭計算(エルの場合)」「【Semi-Retired】リタイアに向けた金銭計算(エルの場合)(その2)」という記事を書いた。

いずれも、まだ現役サラリーマンだった私が、将来のセミリタイアに備えて「お金」の面でそれが可能かどうかシミュレーションした際の記事だ。

通常の定年よりも早く仕事を辞めるためには、お金だけがあれば可能というわけではないが、やっぱり一番気になるところ。
こうした「皮算用」をする際の強力な味方が「逃げ切り計算機」(ネーミングがGood!)だ。

使い方は簡単だ。ただし、少しだけ準備が必要。

<事前準備>

・自分の年齢の確認(歳を取ると時々わからなくなる)
・現在の貯金額(金融資産)の数字
・年間利息(想定利回りの決定)→まずは適当でいい
・年金支給開始までの年間支出額→なるべく実勢で
・年金受給開始後からの年間支出額→人によりけりだけど必ず減るはず
・年金受給開始年齢の確認
・受給年金の月額→これは「ねんきん定期便」などを参考にして可能な限り正確に見積もること。
・年金インフレ率(自由に)
・受給年金のインフレ連動→年金インフレ率とセットで考えて

<留意事項など>

・上記を見ればわかる通り、給与収入は想定しておらず、収入は金融資産から得られるリターンと公的年金のみを想定。
・収入から支出を引いた後、マイナスの場合は翌年の金融資産の額が減ったところから計算される(プラスの場合、元本が増えて計算)
・想定利回りは、楽観すぎず。さりとて、厳格にしすぎないようにすること。なお、税引き後の利回りで考えた方がいいだろう。
・結局、入りと出の組み合わせとなるが、何度も何度も様々な数値を入れてシミュレーションしてみることをお勧めする。

私の実際のケース

・元の投稿は2年前に、東京オリンピックが開催される2020年にリタイアする想定でシミュレーションした。
・実際は1年前倒しで退職。その後の運用等が想定よりも上振れしたこと、家族の事情もあって決断を早めた形
・なお、私の場合、60歳から企業年金が支給されるが、これは計算上考慮されていないので、この部分はバッファとなっており、もう少し早く「アーリーリタイア」も可能だったかもしれない。

セミリタイア・アーリーリタイアを検討している読者の早期実現をお祈りします。

I hope you like it.

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