つばめ投資顧問の「顧問」に就任

投資信託の目論見書は読むとおもしろい

この記事は約3分で読めます。

エルです。

たまにオフ会などで個人投資家の方にお会いすると、時々こんなことを言われます。

「エルさんって、米国株だけでなく日本株もやってるのが凄いですね」

あるいは古くから知っているブロガーの方からは全く逆のことも

はい。別に凄くともなんともなく、元々、日本株投資のキャリアが長く、2016年ごろから米国株投資を再開・本格化したというのが経緯です。

もっと言えば、今はアクティブ投資バリバリですが、今から10年以上前、ブログを開始した頃は「インデックス投資ブロガー」として、そこそこ名が通っていました。
(参考)セミリタイアまでの軌跡

そして、投資信託の投資歴も長く、今ではすっかり有名になったあのアワードにも12回の投票実績を誇ります(エヘン)。
(参考)「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に12回目の投票 #foy2019

というわけで、本日は投資信託に関する話題です。

最近、個別株への投資を減らしているという話をしました。
(参考)個別株投資を限定的に行うことにした3つの理由
一部は海外ETFに、そして一部は日本の一般の投資信託にシフトしているところです。まぁ、今すぐに個別株がなくなるとか、そういう極端なことは「今」は考えていませんがね。

投資信託への投資をする前には、直近の月次レポート(週次レポート)や運用報告書を読むことは誰でもやっていると思いますが、皆さん「目論見書」もちゃんと読んでいるでしょうか?

「目論見書」は読まないと投信を買えない仕組みのため、ネット上などで閲覧・確認したことにはなっていますが、眺めただけで終わっている人が多いのではないかと推測します。私も既往の保有ファンドは普段チェックするだけですから。

でも、この目論見書、スルーして終わらせるのは勿体無いです。

ここで、一例を挙げます。

「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」(交付目論見書

細く説明しませんが、目論見書には

1 ファンドの目的・特色
2 投資リスク
3 運用実績
4 手続き・手数料等

が明示されています。

一見、無味乾燥なイメージの目論見書ですが、ファンドによって表現の仕方は様々。「おおぶね」も運用同様に「こだわりある」ユニークなものとなっています。

<各目論見書共通でチェックしたい箇所>
昨今、低コストのインデックスファンドが増えていることに表れているように、個人投資家のコストに対する要求水準が高まっています。そのため、黙っていても信託報酬等コストに関する部分には皆さん目がいくと思います。(もちろん私もです)

でも、最近、私がたくさんの投信をチェックしていて注意深く見ているのは別の箇所です。

どこかと言えば、「投資リスク」の中に出てくる(参考情報)です。

ここに「当ファンドと他の代表的な資産クラスとの騰落率の比較」というグラフが出てきます。

資産クラスというのは、「日本株」「先進国株」といった括りのことです。

通常、過去5年間の各月末における直近1年間の騰落率の平均・最大・最小を当該ファンドと各資産クラスと比較できるようになっています。

これを見ることで、値動き(ブレ)の大きさなどが一目瞭然です。なるべく、同じ期間で作られた複数のファンドを比較することで、より実態が把握できますので、まずはご自分が投資しているファンドと他のファンドを比べてみると意外な発見があるかもしれませんよ。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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