楽天証券は米国株投資を主に行う私のメイン証券です。
利用画面等インターフェースの利便性が、他のネット証券に比べ、優れていることから、取引手数料の割高さに目を瞑って利用してきました。(決して我慢して利用という程のものではありません)
それでも、比較的売買頻度が高い私にとっては証券会社を儲けさせる事は極力避けたいところです。
昨年末、米国株取引の取引に要した手数料(体系)を確認してみました。
1000株までは27ドル(税込)
私が米国株取引で利用しているのは楽天証券のみです。こちらの(現行)手数料(体系)は以下のとおりとなっています。
<米国株式の手数料>
1取引(1,000株まで)につき25米ドル(税込27米ドル)
1回の取引あたり1,000株超の場合は1株ごとに2.0米セント(税込2.16米セント)追加となります。
インターネット・電話・成行指値といった取引方法による手数料の違いはありません。
※ 売却時に現地通貨建ての約定代金から現地諸費用を差し引いた金額が「25米ドル(税込27米ドル)」を下回る場合は、現地通貨建ての約定代金から現地諸費用を差し引いた金額を手数料といたします。
※米国ETF・ADR委託手数料は米国株式と同じです。
ETFの売買単位は口数を株数とお読み替えください。
※ 売却時は通常の手数料に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が別途かかります。
SEC Feeは2016年2月10日現在、ドルベース約定代金×0.0000218米ドル(米セント未満切り上げ)。
発注株数の大きさにより割安にも割高にもなる
ここで注意すべき点は、楽天証券の現行手数料は「売買代金」に応じてではなく、「株数」に応じて課せられるということです。
これは非常に重要です。昨年末になって初めて知りました。(汗)
具体例で計算してみましょう。私の保有株にアマゾン・ドット・コム(AMZN)がありますが、この株式の先週末の終値は760.59ドルでした。
アマゾンに限らないのですが、通常私は1回の売買において日本円で100万円以上で発注しています。上記株価で100万円(為替は1ドル=117円とする)に収まるように注文すると、購入できるのは11株となります。アマゾンの場合、値嵩株なので僅か11株しか買うことができません。
この時の購入金額(100万円)に対する手数料27ドル(=3159円)の割合は、0.3159%となります。仮に購入金額が半分の50万円となれば、手数料の割合は当然ですが倍になります。
そして、ここからが面白いのですが、手数料(体系)が売買代金ではなく株数ベースとなっているため、アマゾン株を1000株(必要となる日本円は約8900万円)購入した場合でも手数料は27ドルで済むため、この時の手数料率は僅か0.00355%となるということです。
以上が昨年末に改めて確認して知った事実でした。
業界最低水準に引き下げ(2017/9/25現地約定分から)
「手数料さえ、同業他社並みにしてくれたら、言うこと無いのになぁ」と思っていたら、楽天証券さんやる気を出してくれました。
米国株式・ETFの取引手数料が大幅に引下げ!業界最低水準へ!
当該告知へのリンク→こちら
ポイント
・約定代金に応じて取引手数料が最低5ドルから!
・約定株数の多さに関わらず、1取引あたりの手数料は最大20ドル!
・全ての米国株式銘柄(普通株・ADR・ETF)が対象です。
2017/9/25現地約定分からの新手数料は、約定代金の0.45%(税抜)となり、下限5ドル、上限20ドルと明朗会計となります。
嬉しいですね。でも、安くなったからといって、売買頻度を意味なく増やしたらダメですぞ。
I hope you like it.