つばめ投資顧問の「顧問」に就任

教育・学習の「とりとめのない話」

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最近、毎日更新していたのに、数日間お休みしていました。

変なもので、毎日更新している方がスムーズに書けるんですよね。

さて、我が家にはまだ高校生や親のサポートが必要な息子がおり、教育関係のことが話題になったり、問題になったりします。ということで、突飛な感じがしますが掲題通り「教育・学習」関係で記事を書いてみます。

大学進学率

現在は50%を超える大学進学率(男女合計)ですが、私が就職した1990年頃は26%と4人に1人の進学率でした。この進学率上昇の背景としては、少子高齢化で大学に進学可能な母集団の人数は減る一方で、新設の大学がどんどん出来たことにより、従来の基準では大学に入れなかったような人も大学に進学するようになったからです。俗に言う「Fラン大学」の増加です。

大昔から「大学は出たけれど」という言葉はありますが、まさに「大学卒業」の資格は得ても、そこで勉強した中身には疑問がつくところが多いのは否めないでしょう。

「有名大学を出て大企業に進む」道は安泰ではない

私の世代ぐらいまでは、良い大学を出て大手企業に勤め、大きなヘマをやらなければ、定年で退職金(もちろん公的年金も)をもらって老後を生活していくことは展望可能でした。今、老後の心配する人で溢れている様にメディアを見ていると感じられますが、上の世代の人たちは老後のお金が足りないどころか数千万遺産を残して死んでいったのです。(これマクロの話)

さすがに、今の現役世代はこれは当てはまらないと思いますが、老後のお金に余裕がなくなったりカツカツになることはあっても「国民全員が数千万円足りない」なんてことはないと思います。(これもマクロの話で、もちろん個別には自営業の方など大変なことは承知しています。)

さて、私は自分の子供にどんな話をしているか

私はよく息子たちを引き連れて居酒屋に行きます。(子は未成年なので、父にお付き合い)

そこで、食事をしながら私はこんな話をしています。

・お父さんの時代くらいまでは、ある程度頑張って勉強して、しっかりとした企業に勤めれば、人生の先が読めた。でも、今は違う。日本と海外との境界がますますなくなり、競争が激しくなった。
・「日本人でなければならない分野・仕事」でない限り、日本で働き場所を見つけるのはドンドン難しくなる。コンビニでさえ、日本語を流暢に話す「高学歴」の外国人が働いている。
・たぶん、最後まで残る仕事は日本語を使いながらヒューマン・スキルを駆使する仕事(看護・介護とか)。だから、際立ったITスキルなどを持っていたら別だが、日本で好条件で働くことは難しいと覚悟しておくべき。
・お父さんが、もし仮に10代でこれからの職業人生を考えるとすれば、最初から日本でだけ働く前提を捨てて、海外で働くことも視野に入れるだろう。(私、リクルート活動で最初にOB訪問したのは某大手総合商社でしたけど・・・)そうすれば、働く機会・選択肢は相当広がるはず。もちろん、ある程度の語学の勉強をするのは前提になるけど。
・日本企業の本社の管理部門なんかで働く一部エリートを除くと、ITの発達によりオンライン化や人を介しない仕事が増えるので、そうした新しいサービスを作り出す側の人材にならないと、しんどいと思う。
・でもね、事業を始める際、大きなコストもかからないようになったので、良いアイデアとネットさえあれば、世界を相手にした仕事で大ブレイク!なんてことも夢ではないんだよ。

次男はそこそこ勉強ができるので、今のところ、その狭いルート(従来路線)を目指すことになろうかと思いますが、長男の場合はハンディキャップもあるので、固定観念に囚われず柔軟に考えていく必要があります。まぁ、人生長いので、そんなに焦らず、失敗・経験を重ねて、コツコツやってもらうしかないですがね。

教育とお金

少し話を教育に戻します。しばしば、高学歴の人は裕福な家庭の出身が多い(東大なんか顕著)と言われます。これは、学習塾などの費用が高く、家計に一定の余裕がないと塾などのお金を出せないことと関係しています。

私自身は、実家が貧しく塾には一度も行ったことはありませんでしたが、自分の子(次男)が中学受験をしたいと言い出した時には、その希望に応えてやることができました。そりゃ、受験のプロが効率的な教材を用意してくれるのですから、そうしたサービスを受けるのと受けないのとでは、大きな差が出るのは当たり前です。

でも、際限なく子供に教育のためのお金をかけてやろうとも考えていません。それは、ただ「学歴」だけで人生を有利に進めることは難しくなったという上記の様な社会の変化があるからです。一定の金銭面の支援はしてやりますが、それよりはむしろアドバイスの面で少しでも息子のためになることをしてやろうと考えています。

人生はずっと勉強だ

学ぶ必要があるのは、何も就業前の生徒・学生だけではありません。社会人になってからも、仕事に必要な専門知識・資格取得のためなどに勉強は必要です。そして、就職前の勉強は、学校・親・塾などの十分なサポートがありましたが、社会人の勉強は何よりも自分の主体性が重要です。自分で何をどのような目的を持って勉強していくのか。

別に勉強してもしなくても、誰からも言われない。人間楽したいのに、仕事が終わってから家で平日や土日に勉強するのは、学生とは違った負荷がかかりますが、やはり、何かやった方がいいのでしょうね。毎日、満然と過ごすよりも。(私は「読書」を中心に勉強しました)

P.S.
そう言えば、私、アーリー・リタイア後、海外に息子と一緒に旅行したことをきっかけとして、英語の勉強を再開(参考:英単語・熟語の勉強を開始)していたのですが、少し前からポツリと中断しています。特定の理由があるわけではないのですが、あまりにも読書の量が減っていること、そして、コロナのせいで当面海外旅行の機会も無さそうだからです。気力が落ちてしまいました。

以上です。実は最後の英語の勉強をやめた話をどこかで書こうとと思っていたら、こんなタイトルの記事になりました(笑)。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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