つばめ投資顧問の「顧問」に就任

「1億円では足りないだろ!」に対するご回答

この記事は約3分で読めます。

ダイヤモンド・オンライン」に拙著の紹介記事が、今のところ、毎週配信されています。

記事によって、

・閲覧数
・コメントの数(Yahooでの)

はまちまちです。

また、コメント欄を拝見すると「ご理解いただきありがとうございます!」というものもあれば、割とステレオタイプ的な異論・反論・オブジェクション(かつて、そんなテレビがありましたね:笑)があったりします。

そうしたコメントの中で、割と多いのが「1億円でFIRE? それだと、全然、足りないだろ」的なご意見があります。

今回はこれについての見解というよりは、私の「状況」についてお答えしておきたいと思います。(ブログ読者や本を読んでくださった方はエルの状況はある程度ご理解いただいていると思うのですが)

まず申し上げておきたいこと

それは、人によって属性(家族構成、収入、資産保有額等)や健康状態、年間支出額等全て異なり、資産・投資だけで生きていくための「お金」は一概に言えない。

まず、それをおさえてください。

ですから、以下の考えはあくまで私のケースです。

シミュレーション例

拙著のタイトル『英語力・知識ゼロから始める!【エル式】 米国株投資で1億円』を見て、私の資産額が1億円だと思っている人が多くいらっしゃいますが、そうではありません。

2019年に退職してからも、資産は毎年増えています。本でもご紹介した「逃げ切り計算機」において、想定した様な例えば年率5%程度の運用利回りを大幅に上回る形で今のところ推移しており、退職時点に比べると「かなり」資産額が上方に遷移しています。

さて、この様な状況を踏まえ、また、私の過去約30年の運用実績等を踏まえますと、毎年、家族4人の生活費などを支出した上でも基本的に資産は「増えていく」ことは、蓋然性が高い(もちろん、減少する年もあるでしょうが)と言えます。

ですが、敢えて、将来、一定の水準まで「減って」しまったケースでシミュレーションしてみたいと思います。

<前提>
・年齢は60歳(現在:53歳)
・その時の資産額:1億円
・年間の運用利回り:2%
・年金支給開始までの年間支出額600万円
・年金受給開始後からの年間支出額600万円
・年金受給開始年齢65歳
・受給年金の月額20万円(夫婦で)
・年間インフレ率0.0%

<計算結果>
・現在から7年後、60歳の時の資産を仮に1億円とします。(7年あれば、現在より倍増している可能性だってあるのですが・・・)
・その時には、基本的には夫婦2人での生活になっていることが想定されますが、60歳から年間600万円(月50万円)を生涯使っていく想定とします。公的年金は少し固めの金額で入力。実際には、これ以外に企業年金もありますが、割愛しました。(なお、自宅保有、住宅ローンは完済)
・運用利回りはかなり低い「2%」としても「逃げ切り計算機」での計算によると、93歳まで資金は枯渇しない試算結果となりました。

如何でしょうか

実際には、こんな低い運用利回りとはならないでしょうから、計画的にお金を使っていかないと、せっかく運用で資産形成したのに、お金を残して死んでいく。そんな残念な人生となってしまう懸念があるというのが「私」の認識・状況です。

繰り返しとなりますが、各個人・ご家庭により事情は様々ですし、運用内容も千差万別なので、シミュレーションも100人いたら100通りだと思いますが、参考までにエルのケースをお示ししました。

I hope you like it.

『DIE WITH ZERO』は毎月読みたい必読書
エルです。 今日は以前の記事「2020年8月から10月に読んで良かった本」で今後の人生における「お金」と「時間」の使い方について、非常に非常に参考になる本であり、「キラー・ブック」の称号を与えても良いと最大級の賞賛を与えた『DIE WITH...
スポンサーリンク
雑感雑記
ランキングに参加しています。応援(クリック)が励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
シェアしていただけると、とても嬉しいです!
この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

エルをフォローすると更新情報が届きます。