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『流れる星は生きている』は 絶対の絶対に読んでほしい本

先日友人(綺麗な女性です)とお話している際、読書や登山の話になりました。

その際、剱岳のことが話題に。

剱岳とは、今でこそ一般の人も登る様になりましたが、かつては「人跡未踏、登ってはいけない神の山として恐れられた」山です。

この山を題材とした『劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34)) [文庫]』など多くの山岳小説で有名な著者の新田次郎氏のことが 会話で出たので(自分は山や山岳小説は得意分野ではないので)、「ところで、あの著者のあの本知ってる?」とその彼女に聞きました。

「えっ、それ誰ですか?」

はい。その著者の書いた本が今回オススメする「絶対の絶対に読んでほしい」本です。
その方(著者)とは、

新田次郎氏の奥さんで、やはり作家・数学者として有名な藤原正彦氏の実の母親の藤原てい氏です。

いわゆる「満州引き揚げ者」の一人。1945年に夫(本名:藤原寛人)を一時残して、満州から子供たちと命からがら帰国。

そして、私が一人でも多くの方に読んでいただきたいのが、

彼女がその体験を遺書のつもりで書いた『流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀) [文庫]』 です。

この本は2009年に読んで感動したので、当ブログでもご紹介しました。そして、2009年に読んだ本の中で特に良かった本にも選定しています。
参考:2009年、200冊読んで良かった本 ベスト10+α

本書は私に限らず、読んだ多くの方が推薦しています。

戦争体験がどんどん風化していく中、終戦前後いかに日本人が大変な思いをして生き延びてきたか。ぜひ、多くの方に知っていただきたいと思います。

I hope you like it.

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