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【日本株】現在のポートフォリオに至った経緯

stevepb / Pixabay

毎月確実に給料をもらえるサラリーマンを自分で辞めた「変人」エルです。

今日は、2019年に入ってから右に左に、ぶん回してきた私の日本株の「現在の姿」をお示ししたいと思います。せっかちな人は、下の具体的な銘柄に飛んでいただいても結構ですが、理解が深まると思いますので、今回は少し詳しく説明します。

経緯

大損でスタートした2019年

実は日本株ではなく、米国株、それもタバコ株で1月に大きな損失を出しました。取引内容としては、昨年末集中投資していたタバコ株のポジション(含み損)を解消しましたが、約定は昨年であったものの「受渡」が2019年であったため、損益計上が2019年になったものです。

私の30年近い株式取引歴で単独銘柄として「史上最大」の損失をフィリップ・モリス(PM)で計上。これを主因として、1月の米国株取引はなんと727万円の損を出しました。

利益実現が必要だった

このため、今年は年初早々から抱えた損失を解消するために、キャピタル・ゲインを実現することが税務上も合理的だったわけです。

最初から短期トレードとすることを必ずしも意図したわけではありませんが、日本株で今年(現時点)実現益を計上した主な銘柄は以下の通りです。
・ファーストリテイリング:137万円
・キーエンス :102万円
・出光興産:84万円
・伊藤忠:44万円 etc.

一時は日本株がかなりのウエイトを占めた

2019年にセミリタイアして、退職金が入り投資余力が生まれたこともあり、日本株に再び本格参入したわけですが、正直、米国株の値動きと比べ日本株は「ひねくれている」印象が強く、最初は手を焼きました。それでも「専業投資家」の強みを活かして、それにも慣れ、上記の様な利益を着実に積み上げました。

調子良くいくものですから、メインの投資先である米国株から資金をどんどんシフトし、日本株につぎ込みました。一時はブログ名と実態に乖離が生じ、ブログ名を再び変更する必要があるのではないかと、考えたくらいです(笑)

途中から、再び米国株に資金を戻して、ブログ名の変更は不要な状況となっています。

花王さんゴメンなさい

日本で生活している以上、最終的に生活資金は日本円で手当てする必要があります。サラリーマンであれば毎月の生活資金はサラリーやボーナスで賄うことができますが、リタイアした私には投資以外には今のところ当てになるものがありません。そのため、比較的値動きが穏やかで、業績の安定性も高い花王の株式をいわば「資産株」的な扱いで大きな額持ち、生活資金が必要なタイミングで100株単位で売却することを一時考えました。

(参考)花王の株式を退職金のメインの投資先と決めた。

しかし、いざ実際に投資してみると、たまたま米中の貿易問題などで「中国関連株」の扱いを受けるのか、結構ボラが大きく株価もなかなか上向いていないことから、この考えを改めました。

新たな運用スタイルを導入

この様にいろいろと試行錯誤している折に、以前から名前を存じ上げていた著名な投資家である山本潤氏の投資に関するメルマガを知り、有料会員となりました。そこで提案されるモデルポートフォリオの通り、8月から一定額を運用しています。
(参考)【重要】資産運用に新たなスタイルを取り入れます。

株式以外に一部を資金シフト

先日、ツイッターのやりとりで「エルさん 退職金も全額投資しているんですか!」と少し驚かれるやりとりがありました。はい。割とすぐに投資に回っていきました。FPの方などがよく「退職金は一度に投資してはいけません」みたいなことを言われますが、あれは「いきなり投資デビュー」することを諫めているわけでして、仕事を辞める遥か以前から、今回手にした退職金よりも大きな金額を永年運用してきた私にとっては当てはまらないアドバイスだと理解しています。

とは言いながらも、あまり調子に乗り株式ばかりに投資して、大きな火傷は負いたくないので、少し「性質が異なるもの」に「意味ある」金額を移しました。そうですね。数年経ったら、その成果も含めてご披露したいと思います。
(参考)株式への投資額を減らすことを検討

現在の日本株ポートフォリオは4銘柄+アルファ

前置きが長くなりましたが、再び米国株にも一定額資金を戻し、密かな企みも行いながら「考えに考えて」(ホンマか?)構築したポートフォリオは以下の通りです。

銘柄 証券コード 比率
日本たばこ産業 2914 72.3%
ワークマン 7564 10.5%
レーザーテック 6920 10.4%
ピジョン 7956 6.8%

コメント

・組み入れ銘柄の圧倒的なトップはJTです。年初に大損したタバコ株ですが、投資する際の買い値にこだわり、簿価2223円でまとまった金額を投資できました。簿価に対する配当利回りは約7%にもなります。
・2位はかつてのユニクロブームのミニ版の様な勢いのあるワークマンです。3位のレーザーテックはこの名前がブログに出たのは初めてですが、半導体関連銘柄です。検査装置で世界シェア100%の製品を擁する「知る人ぞ知る」優良企業です。
・4位のピジョンは、育児用品国内トップのお馴染みの会社です。海外での高い成長が期待できる中長期投資にまさに適した会社です。
・なお、上述した通り、別途投資助言を受けて運用する日本株が常時約20銘柄あります。こちらは、有料会員のみ便益を受けることができるものであるため、非開示といたします。

最後に

上記の通り多難な船出となった2019年ですが、米国株含め全体としては着実に利益を積み重ね、ようやく安定稼働してきたところです。

今後、株式の売買頻度は減る見込みですが、現在の内外のポートフォリオ(タバコ株の様な高配当株は一部にとどまる)では、来年の配当収入も今年同様300万円前後が見込まれ、家族が生活していくためには、適宜株式の売却も必要な状況となっています。

I hope you like it.

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