つばめ投資顧問の「顧問」に就任

【日本株】ポートフォリオ(2019年12月末)

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2019年末時点の日本株ポートフォリオ(個別株)は以下の通りです。

銘柄(証券コード)保有株数(株)保有時価(円)
日本たばこ産業(2914)650015,811,250
レーザーテック(6920)6003,336,000
ワークマン(7564)3003,057,000
ピジョン(7956)4001,606,000
その他24銘柄22,605,700
合計46,415,950

(コメント)

日本株への投資に力を入れた1年

1月に早期退職をして、自由な時間が増えたこともあり、しばらく実質的にお休みしていた日本株の取引を再開しました。開始当初は、業績と株価の関係が少々ひねくれている日本株のトリッキーな値動きに戸惑う場面もありましたが、すぐに慣れました。

前年末から持ち越した米国たばこ株式の実現損を打ち消す意味合いもあり、前半はファーストリテイリングやキーエンスといった値嵩株のトレーディングなど活発に売買(参考:セミリタイア1年目 前半の活躍株はこれだ)をしました。下期に入り、売買頻度を落とし、最終的には上記のポートフォリオとなっています。

この結果、今年はインデックス対比で割り負けした米国株での分を十分補う利益を上げることができました。

日本たばこ産業(JT)の位置づけ

経緯

退職金が入ってきた。さぁ、どうするか?これは、難しい問題です。しかし、元来から積極的にリスクテイクする私の性格からすると、投資に回さないという選択肢はなく「いつから」投資を始めるかという問題でした。そう、2月には退職金に手を付けていました。(参考:退職金の運用を始めました。

一時的に「花王の株式を退職金のメインの投資先と決めた。」瞬間もあったのですが、紆余曲折の末にたどり着いたのがJT株式でした。内外たばこ株式が機関投資家から敬遠され、日本の個人投資家も見捨てる中で、購入平均単価(簿価)2223円の水準で6500株投資し、越年することとなりました。来年3月には50万円の配当が忘れた頃に入金される見込みです。

位置づけ

では、JT株式のポートフォリオにおける意味合いは何なのでしょうか。

まず、もちろん実際の投資額に対して約7%の配当を得られる資産としての価値があります。配当を追うあまり「元本」の部分で大きな損をするという本末転倒なことをしでかす恐れも、私の構築したポジションでは当面心配ありません。

しかし、この配当だけを目当てに投資しているわけではないのです。むしろ、守りのための投資。大きな金額を預金でも債券でもない形で「置いている」。そんな感覚です。たぶん、資金効率(資産全体のパフォーマンス)としては、この様なことをすれば落ちる可能性が高いことは覚悟しています。

しかし、現在好調な株式マーケットがひとたび、大きく崩れる局面では相対的な株価の下げが小さいのではないかと期待しています。

絶好調な2銘柄

成熟企業のJTとは異なり、今まさに成長し株価もうなぎ登りの企業にも投資しています。レーザーテックは、半導体関連の検査装置を作っている会社です。当初、半導体関連業界への投資が面白いだろうと思って、昔から知っている東京エレクトロン(8035)に一時投資していましたが、日経平均との連動性が非常に高く、毎日のようにどったんばったん株価が動くのに嫌気がさしたところに、関連銘柄として目に入ってきたものです。

非常にニッチな分野で世界シェア100%の製品もあるなど、強い競争力に惹かれました。ちなみに、東証一部の年間値上がり率ランキングで2位(296.85%)となっています。

もう一社がワークマンです。昔(1997年上場)から、存在は知っていましたが、作業服の小売チェーンという地味な業界であること、家の近くに店舗もないことから、これまで全く投資対象の母集団に入ってきませんでした。ところが、従来からの圧倒的な価格の安さにファッション性を加えた「ワークマンプラス」に業態変更をして以降、一般客や女性客の集客力が急激に高まり、投資信託の投資対象としても注目される存在となりました。

私が投資したのは、既に注目された後(株価は5000円台)だったのですが、大きな株価上昇の後でも毎月の既存店売上の推移などから「評価不足」(なお株価上昇余地)と判断して投資を始めました。その後も株価は上昇し、ジャスダック市場ですが年間で株価は2.8倍に。

両社とも、一見十分に株価が上がっているように見える水準での投資開始ですが、約6割の含み益となっています。来年以降も楽しみですが、むしろ、私が株式を安易に売却しない、つまり、どこまでグリップできるかが重要でしょう。

なお、育児用品国内トップのピジョンにも投資しています。こちらは、足元ではインバウンド需要の減少が想定超で株価は振るわない状況ですが、中長期投資の対象として継続保有していく方針です。

外部専門家の知見を活用

今年から初めて採り入れた投資戦略が、ピカイチの実績を有する外部専門家のノウハウを有償で手に入れるものです。
(参考)【重要】資産運用に新たなスタイルを取り入れます。
詳細は上記をご確認いただきたいのですが、提案される二十数銘柄のポートフォリオをそのままの比率で8月頭から投資しています。(12月末時点では24銘柄:ポートフォリオの中で約1割の現金のポジションがある)

今年1年自分で日本株を運用してきてみて、それなりに手応えは感じたのですが、「資産運用を一生懸命にやるために早期退職したわけではない!」という至極当たり前のことを強く感じ、本戦略を採用しました。

インデックス運用すればいいんじゃないの?という方もいるかと思いますが、日本株に関しては「それは、あり得ない」というのが私の考えです。2019年の日本株は日経平均が+18.20%、TOPIXが+15.21%の上昇となりましたが、本ポートフォリオは約35%上昇(速報値)しており、インデックスは相手になりません。なお、私が投資を始めてからでも約2割上昇しています。

以上です。

別途、米国株ポートフォリオについても、年内のマーケットがクローズして以降、開示する予定です。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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