先日、ある女性とランチをしました。彼女とは面識はありfacebookでも友達ですが、実はゆっくり話をするのは初めて。
都内でスパゲッティを食べながら、お互いの近況など当たり障りのない話をまずはしました。
少し時間が経ったところで、彼女からこう切り出されました。
「投資のことお詳しいですよね。私、全く投資をしたことがないんです。何をどう始めたらよいか、お会いしたらお聞きしたいと思っていました。」
「お答えしましょう」
とは声に出して言いませんでしたが、私なりにアドバイスをしましたので、何かをきっかけにこのブログをご覧になった投資未経験者の方を念頭において共有しておきたいと思います。
まずは始める
何事も耳で聞き、目にすることと実際に「体験」することの間では「大きな差」があります。体験したくても難しい過去の出来事や他人の経験を追体験するための読書などと異なり、投資は実際に「体験」し「試す」ことができるのです。
それに、実際に投資しないことには、いくら架空の売買をしたところでリターンも得られませんからね。
相場の状況にかかわらず、まずは少額から始めてみることが重要だと申し上げました。
なぜ、早く始めることが重要なのか?
マーケットの動きを「感じる」
それは、実際に自分の「身銭」を使って投資して初めて、株価等の値動きに対する自分の耐性がどれ位あるか分かるからです。私からは自分が投資を始めた頃と違って、各種金融商品のコスト(手数料)は格段に安くなっているので個人が投資するのには本当に良い環境になったと申し上げました。
投資対象としては、個別の小さな「つぶつぶ」に自分で投資するやり方と、日経平均やTOPIX、NYダウ等の指数に連動を目指すインデックス投資があることを教授。狙いが当たった時のリターンは前者が大きいものの損失も大きいことや、一般的には後者の方が成績が良い確率が高いことを伝えたうえで、まずは、内外の株式や債券、不動産(REIT)等に対し「それほど厳密に考えずに分散投資を始めてみる」ことをオススメしました。
そして、それは僅か1万円もあれば可能であること、難しければ最初から様々な先に一つのファンドで投資できるバランスファンドという選択肢があることも伝えました。
細かいこだわりを持つのは後で
ちなみに、彼女は海外での生活経験があり、外貨預金だけは行っているそうで、為替レートをみてドルを買ったりはしているとのことでした。友人が投資している「鎌倉投信」(結い2101)に興味を持っているとのことでした。
今回の会話のやりとりを受けて、彼女が一歩を踏み出すのかどうかはわかりませんが、上記のとおり実際にやって初めてわかる事も多いものです。
最初はまず「少額」とにかく「身銭」で始めること。
資産の構成割合云々の細かい事は、もう少し後でじっくりと考える。
そんな大らかさを持って、資産運用について向かい合えば良いのではないでしょうか。
I hope you like it.