2023年も9月半ば
2024年も近づいてきました。そう、2024年といえば「新しいNISA」が開始する年です。
恒久NISAに関する私の評価と対処方針
ブログでの記事や、この関連で複数のメディアから取材を受け、お答えしていますが、私は多くの国民にとって歓迎すべき制度改正であり、積極的に活用すべきものだと考えています。
(参考)
・シンNISA導入に際して「今」考えていること(2023/1/15)
・「恒久NISA」は遺産にする(2023/1/31)
私自身は最初からフルに枠を埋めにいく予定ですが、例えばこれまで全く投資をしたことがない親戚にも、参考図書を送ってやって、活用を働きかけていたりしています。
株式市場は思い通りにはならない
ただし、株式投資(個別株投資であれ投資信託経由であれ)は常に右肩上がりというわけにはいきません。投資は(超)長期では報われる可能性が高い営みだと考えますが、数年単位(場合によっては10年の長きにわたって)で停滞することもあります。
2023年の株式市場は、お隣の中国の株式市場は経済の変調もあって不振ですが、あれだけ利上げを続けてきた米国株は高値圏にありますし、日本株はご承知の通り、バブル崩壊後の高値を更新中と(まともな)投資をしている人であれば、利益が出ている人が多い状況となっています。
こうした時は気が大きくなり、レバレッジを高めてみたくなる誘惑にも駆られる。そんな今日この頃です。
しかし、マーケットというのは、残酷なものです。
そうなる可能性が高いとか、私が必ずしも予想をしているわけではないのですが、新NISAが始まった途端、好調だった日本株も含めて、株式市場のベクトルが全く逆に向かい、やっぱり株式投資なんてやめておけ!みたいな記事でメディアが賑わう。そんな投資業界にとって「不都合」な年が始まる可能性も「頭の中」ではシミュレーションしておくことをおすすめします。
立場や見方により変化する
では、来年、あるいは数年株式市場が殆ど上がらず、良くて横ばい、体感としては下がってばかりのマーケットとなったら、貴方はどう感じるでしょうか
私の様な専業投資家は、多少なりともストレスフルな生活を余儀なくされることが間違いないですし、少し消費を抑制するなどの対策を講じるかもしれません。
でも、ブログ読者のほとんどは、何らかの形で就業しており、基本的に投資は日々の支出で残ったお金を追加投資しているはず
それであれば、若い人は特にそうですが、将来に向けての資産形成が低コストで行うことができる機会(チャンス)だと捉えることもできます。(羨ましい)
逆に言えば、いつまでも堅調な株式市場が続くことは、今後の人生が長く残された世代にとっては、長い意味では必ずしも良くないと解釈することもできるのです。
でも、安心してください。
いつからと予想はできませんが、再び、勘弁して!と叫び声を上げたくなる日々も「必ず」やってきますので(笑)
I hope you like it.