つばめ投資顧問の「顧問」に就任

ポートフォリオの分散と集中

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geralt / Pixabay

よく言われる事に、資産運用の成果は「アセット・アロケーションで決まる」というのがあります。

つまり、投資の売り買いのタイミングでは、運用成績の向上を図るのは難しく、成績の例えば7〜8割はどの様なアセットクラス(株式・債券等の区別)で資産を持っているのか、そして、個々のアセットクラス内でもどの様なポートフォリオを維持・保有しているかが、運命を決めるというものです。要はジタバタと売買してもその効果はしれているということ(原典に当たっていませんので、表現は適当です:大体が適当な男なのでご容赦を)。

アセット・クラスについては、期間を超長期に取れば、株式100%が一番リターンが高い事が分かっています。一方で、リスク(上下の変動)も大きくなるので、その値動きの大きさに耐えられるリスク許容度(経済的・心理的、そして家族の許可も)が必要となります。

私の場合、いろいろと試してみて、今は再び株式(投信含め)100%としていますが、株式の塊の品揃え(ポートフォリオ)については、いまだに試行錯誤しているというのが正直なところです。

今回はその試行錯誤の方法について、書きます。

自信がないときは「分散」

・資産運用の方法には、大きく分けて、市場(マーケット)に追随することでよしとするインデックス運用と、ポートフォリオの中身を(機動的に)運用者の判断で決めて運用するアクティブ運用があります。
・ウォーレン・バフェットも言う様に、知見がない者はS&P500とかで運用するのが一番無難です。でも、バフェットはこうも言っています。「何かについての知識があり、経営学を理解できる投資家ならば、長期的に有力な競争優位性を保つ5〜10の企業手ごろな株価だと気づいたときに、伝統的な分散投資をするのは無意味です。」と。
・私は、インデックス運用よりも上の運用が出来るはず、もう少し「早く」経済的自由の領域にたどり着きたい!という思いがあるため、懲りもせず個別株投資を主軸に置いています(実際、手間に見合っているかはアレですが、プラスαを生み出せています)。
・では、実際どの様にポートフォリオを組み立てているかと言うと、既に投資している企業の株式と、投資候補の企業の株式(数十社あり)に関する値動きとニュースをフォローしています。(神経質にウオッチしていると言うよりは、まさにフォローしている程度に)そして、投資候補の企業の株価が相対的に(市場全体・ライバル企業対比)安くなったタイミングで、その割安度合いに応じて、一旦投資することをよくやっています。
・この様に、実際に自分のリアルマネーを投じることにより、よりビビッドにその企業の中身や株価の値動きのクセが理解出来るようになります。しかし、これはまだ当該企業のことを十分に理解出来ていない状態であることを意味し、だからこそポートフォリオのコアとなる様な金額(割合)ではなく、マイナーな「分散投資」を行うことになります。

確信できれば「集中」

・上記の手順で、まず、そっと加えた企業(株式)について、理解度が高まり、さらに、株価が市場全体に連れ安したタイミングで金額(割合)の引き上げを検討・実施します。
・ここで、検討・実施と書きましたが、内容理解度と価格の割安度をかけた度合いに応じて「検討」時間は長くも短くもなります。追加投資のその瞬間がたまたま夜中に目覚めた時に、発動されることもあります。このあたりは、30年近い経験に基づく「勘」と表現するしかありません。(売却も同様)
・ちなみに、足元の状況は一時「債券等」株式以外のアセットクラスまで拡げて分散投資していた資金を株式100%に移行させる過程で銘柄数を多くした「分散投資」状態から、上位銘柄に「集中」させるプロセスを進行させているところです。
・もう少しシェイプアップできたら、具体的なウエイトもご披露したいと思います。

I hope you like it.

追記)最新のアセット・アロケーションです。

アセット・アロケーション(2020年8月)
従来、ほぼ定期的に米国株と日本株に分けて、ポートフォリオを開示してきましたが、今月からその方法を変更します。変更内容<従来>・米国株の全投資銘柄・シェアを開示・日本株の部分的な銘柄・金額を開示<今後>・全てのリスク資産の配分を開示・米国株に...

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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