運用資産(アセット)をどの様に配置(アロケート)するのか
株式か債券か、J-REITか。はたまた、インフラファンドか
そして、株式といったカテゴリーのウエイトが決まったところで、その中の品揃え(ポートフォリオ)をどうするのか。
一般的には、最初のアセット・アロケーションで運用の成否の8割ぐらいは決まってしまうと言われています。(あくまで、統計的には)
今回はポートフォリオの分散のさせ方に関する話題です。
個別株 OR インデックス
・まず最初に大きな分岐点となるのが、インデックスファンド(一般の投資信託もしくはETF)に投資するのか、自分で選んだ個別株に投資するのかです。アクティブファンドへの投資はこの中間的な位置付けでしょうか。
・「俺はインデックス運用と決めている」という方は、ここで本投稿は閉じてください。(インデックス運用を否定している訳ではなく、私が現在主に採用しているのが個別株投資であり、そのため、本ブログは個別株に関する記事が大宗を占めています。)
ポートフォリオの「幅」について
・それでは、自分で個別株を選んで運用する場合の考え方について述べたいと思います。ポートフォリオの「幅」とは何でしょうか。これはわかりやすいですよね。投資する銘柄の「数」です。
・銘柄数をどんどん増やせば、それだけ1銘柄が仮に業績下方修正等で大きく下落しても、そのダメージは軽微です。一方で、その銘柄が何かをきっかけに1年で10倍(テンバーガー)となった場合でも、上昇率は凄くてもポートフォリオ全体に与える貢献度も分散した分だけ薄まってしまいます。当然といえば当然のことですけれども。
・エントリー「ポートフォリオの分散と集中」は、自信がないときは「一旦(薄く)分散」させ、その後その企業の中身や株価の値動きのクセが理解出来るようになってから、「集中」することがあるという内容の記事でした。
ポートフォリオの「縦」
・そして、次はポートフォリオの「縦」についてです。既にぴんと来ていると思いますが「集中」に対応した表現です。昨日の記事(「安物買いの銭失い」は株式投資にも当てはまる)にある通り、一見「割安」に見える株式があった場合、(分散にもなるしリスクも少なくなると思って)安易に「幅」を広げていくと、まさに「銭失い」となってしまうリスクがあります。投資先の数が多くなると、その分当該企業に関する理解度が低くなり、少し悪いニュースが出ただけで狼狽売りとなる危険性もありますしね。
・だから、私は一時的に投資先の銘柄数が増えた場合でも、なるべく銘柄数は絞るように心がけています。つまり、横に広げるのではなく「縦」に深掘り、1銘柄あたりの投資金額を多くする行動となります。
・昨日までに、海外株式については、銘柄数を相当ぎゅっと絞り込みました。ツイッターのフォロワーの方にはツイートで速報ベースでお伝えしていますが、以下のリンクが5/15現在の最新の「米国株ポートフォリオ」となっています。ホヤホヤの内容なので、まだブログで投資したことを明らかにしていない銘柄も含まれます。
I hope you like it.