6日の東京株式市場は日経平均株価が前日比579円37銭(2.72%)安の2万0749円75銭で終えました。2019年9月4日以来の安値だそうです。
東証1部上場銘柄の約56%がいわゆる「解散価値割れ」となっており、日経平均採用銘柄ベースのPBR(加重平均)でも1倍を割れて2018年12月以来の状況となっています。
(参考)株、約6割が「解散価値」割れ トヨタやNTTも(日経電子版:会員限定)
6日終値、日経電子版のデータに基づく解散価値割れの企業(代表例)は以下の通り
銘柄 | PBR(株価純資産倍率) |
東京海上 | 0.99 |
NTT | 0.99 |
京セラ | 0.97 |
トヨタ | 0.97 |
JR東日本 | 0.94 |
三井不動産 | 0.93 |
JR東海 | 0.87 |
ANA | 0.82 |
デンソー | 0.8 |
この解散価値と株価の比較は、しばしば株価の安値の目処を考える際、出てくる考えです。実際には、今日の様な株価が安くない時でも市場には常時「解散価値割れ」の企業で溢れており、それらの多くは理由(ワケ)ありです。例えば、資産に不良債権や含み損を抱えており、そもそも帳簿価格が実態を表していないとみられるケースや、今後の収益が赤字ないしは非常に低水準なケースなどがあります。(企業規模がとても小さい企業の場合は機関投資家がフォローしていないことで安値に放置されたままの場合もある)
この様に、個別企業の場合には解散価値を下回る「PBR1倍」未満の状況をもってして、即「買いだ」とはならないのですが、これがマーケット全体でこの状況になってきた場合には、過去の経験則からは「かなりいい線」まで株価が下がっていると言っても良いでしょう。
ただ、この投稿を書いている今も、海外マーケットは依然として大変弱く、来週中にも一時的だと思いますが、日経平均の2万円割れが示現するかもしれません。
株価が連日大きく上下を繰り返しながら、徐々に下値を更新しているのを見聞きすると、最近、投資を始めた人は特に不安になると思いますが、こうした「不安の日々」に動じずに「投資を続けること」。これが資産形成のためには、絶対必要なことです。
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投資は始めるのは「今でしょ!」
(参考)投資が怖いなら早く投資を始めなさい。
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今なら、高配当の投資の組み合わせもたくさんあります。一例は昨日の記事をご参照ください。
(参考)【高配当株】4銘柄で作る配当利回り5%超ポートフォリオ
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