つばめ投資顧問の「顧問」に就任

「生活防衛資金」はないが「生活必需品」株には投資

この記事は約3分で読めます。

2021年をまとめる記事(参考:(告知)2021年のまとめ記事)がまだ全部終わっていないのですが、今年のマーケットが終わっていないこと等の理由により、つなぎで簡単な記事を書いておきます。

私、いわゆる「生活防衛資金」は持っていないことは、過去記事などで何度も申し上げてきました。
(参考)
「生活防衛資金」に関する私の考え方

今日は、そのメリット・効能について私見を述べてみたいと思います。

「生活防衛資金」はゼロ

「生活防衛資金」とは「生活費の支出に備えて、投資に回さずに預金などに置いておくお金」を指します。

私の場合、この性格の資金は全く用意していません。というか、毎月の生活に必要な資金についても、都度、株式等リスク資産を売却することで賄っており、例えば、現時点でもメインの預金口座と公共料金用にある口座合わせても100万円未満の残高です。

そのため、関係ないですが、先日、楽天証券・楽天銀行から公表された普通預金の金利引下げも影響なしです。
(参考)マネーブリッジ設定での普通預金金利の優遇金利改定のお知らせ

「生活必需品」株式への投資状況

その一方で、景気の影響などを比較的受けにくく、一般的にディフェンシブな業界である「生活必需品」に分類される企業に、多めに投資しています。

あくまで現時点ですが、米国株に限定すると

・コストコ(COST)90株
・チャーチ・アンド・ドワイト(CHD)500株
・マコーミック(MKC)500株
・ペプシコ(PEP)130株

に投資しています。

この4銘柄合計の時価は2,000万円近くになります。

一方で、含み益は500万円を超えています。

メリット(イメージ)

では、ここで、わかりやすい例を挙げてみましょう。

AさんとBさんに登場してもらいます。

<Aさん>
Aさんは保守的な投資家

株式(リスク資産)と生活防衛資金(無リスク資産)の割合はいつも50:50にしています。

3年前に1,000万円の米国株式(インデックス)と生活防衛資金1,000万円を持っていました。

その後、たまたま、株式市場は3年間好調が続き、3年間、年率20%で上昇したとしましょう。(実際、最近の米国株はそんなイメージで推移しました。)

3年後の資産は複利運用の結果

株式は1,000万円→1,728万円
預金はゼロ金利として1,000万円のまま。合計で2,728万円となりました。

<Bさん>
Bさんは、私同様にお金があったら、とにかく株式に投資したい人です。

資産はほぼ全額株式で運用しています。

3年前の資産はAさんと同じく2,000万円でした。

違いは、1,000万円は米国株(インデックス)、残り1,000万円は生活必需品セクターの銘柄を複数の銘柄に分散して持っていました。

3年後、インデックス運用の部分はAさんと同じ額まで増加。そして、生活必需品セクターの株式は年率10%の上昇にとどまりましたが、1,331万円に増えました。合計では3,059万円になっていました。

<比較>
2人の3年後の資産を比較すると

Aさん:2,728万円
Bさん:3,059万円

3年の間に331万円の差がついてしまいました。

コメント

もちろん、上記は株式市場が好調な場合であり、この3年間が毎年下落するようなマーケットであれば、生活防衛資金を持っている人は下落した株式に安値で投資できるかもしれません。

ですから、Bさんの様に振る舞う私は、今後、大きなダメージを受ける可能性はあります。

でも、実際に私が過去に運用してきた「守りに強いポートフォリオ運用」を続ける限りにおいては、大きな懸念はない。

そう、自分では考えています。

ちなみに、メガテックへの投資状況は以下の通り

米国株ポートフォリオにおけるGAFAなどのウエイト
現在の米国、否、世界の株式市場の代表的存在が、いわゆるGAFAと呼ばれる企業群です。 ・Googleを擁するAlphabet ・Amazon ・旧Facebook(Meta) ・Apple これに、Microsoft、そして、Netflix...

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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