昨日のエントリー「保有米国株の「過去」の株価パフォーマンスは素晴らしい」の続編です。
前回は私が現在保有している米国株(追記あり)について、適当に設定した過去の時点(2005/12/30)から現在(2016/7/1)まで、どれ位株価が上昇しているのか確認しました。
その結果、米国株式市場の代表的な指数であるS&P500の騰落率+68.5%に対し、GEを除く銘柄がこれを上回る上昇(最も上昇したレイノルズ・アメリカンは+697.2%)を記録。
今回、時点をさらに遡って、ちょうど日本がバブル真っ最中の1989/12/29の時と株価を比較してみました。
驚きの結果が出ました。
銘柄名(ティッカー) | 1989/12/29株価(ドル) | 2016/7/1株価(ドル) | 騰落率(%) |
ナイキ(NKE) | 0.67 | 55.61 | +8200.0 |
チャーチ・アンド・ドワイト(CHD) | 2.18 | 102.31 | +4593.1 |
レイノルズ・アメリカン(RAI) | 1.36 | 53.73 | +3850.7 |
ジョンソン&ジョンソン(JNJ) | 4.11 | 121.29 | +2851.1 |
3M(MMM) | 9.52 | 175.54 | +1743.9 |
ペプシコ(PEP) | 5,77 | 105.63 | +1730.7 |
コストコ・ホールセール(COST) | 9.13 | 156.11 | +1610.0 |
ウォルト・ディズニー(DIS) | 7.06 | 98.03 | +1288.5 |
ゼネラル・エレクトリック(GE) | 2.55 | 31.49 | +1134.9 |
アイビーエム(IBM) | 14.40 | 152.35 | +958.0 |
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) | 7.77 | 56.23 | +623.7 |
フィリップ・モリス(PM) | 35.47 | 101.28 | +185.5 |
前回同様に、株式分割等があった場合は考慮し、一方で配当は加味していない条件での株価比較になります。
数字が凄過ぎて、分かりにくいですが、最も上昇したナイキはなんと「83倍」も上昇していました。(ちなみに、S&P500の上昇率は+595.1%と約7倍)
最も、順位が低いのはフィリップ・モリス。えっ?フィリップ・モリスって株価上昇率はもっと高いはずだろ!という貴方の感覚は正しい。
このフィリップ・モリス(PM)は2008/5に現在のアルトリア・グループ(MO)の米国外事業が分離されたもの。このため、最も古い株価が2008/5/17となっています。
MOで計測すると、+7833.3%とやはり80倍近い上昇率となっていました。
この様な著名な大企業(この中で規模が小さいのはCHDくらい)への投資であっても、米国株であれば長期保有していると桁外れのキャピタル・ゲインが得られる事例でした。
実際には、これに配当金再投資が上乗せされ、複利運用されますので、もっと凄いことになります。
最新の米国株ポートフォリオは以下の通りです。
I hope you like it.