エルです。
株式市場が、年末になりかなり深刻な状況になってきました。
今年は、もうこれから取り返すことは不可能なので、気分を変え、保有銘柄だけでなく、主要米国株式の状況を数値で点検しているところです。
まずは、過去1年間の株価の騰落状況と予想PERを調べた結果を参考までに共有します。
データ出所など
・数値はS&P500MAPから
・時点は2018/12/21終値ベース
今回は主要IT企業をチェック!
銘柄名 | ティッカー | 過去1年の株価騰落率(%) | 予想PER(倍) |
アップル | AAPL | ▲13.55 | 10.28 |
アマゾン・ドット・コム | AMZN | 16.97 | 51.61 |
フェイスブック | FB | ▲29.76 | 16.78 |
アルファベット | GOOG | ▲7.67 | 21.04 |
ネットフリックス | NFLX | 30.49 | 59.19 |
マイクロソフト | MSFT | 14.86 | 19.52 |
インテル | INTC | ▲5.72 | 9.91 |
エヌヴィディア | NVDA | ▲34.16 | 17.96 |
オラクル | ORCL | ▲8.14 | 12.18 |
シスコシステムズ | CSCO | 8.03 | 12.64 |
セールスフォース | CRM | 18.88 | 44.58 |
アドビ | ADBE | 19.83 | 21.69 |
アイビーエム | IBM | ▲27.47 | 7.96 |
ビザ | V | 10.83 | 20.03 |
コメント
株価騰落率
・過去1年間の米国株式の指数S&P500は▲9.9%と約1割の下落でした。こうした中で、主要IT企業の株価ですが、結論から申し上げますと「銘柄によりけり」でした。
・まず、足元では大きく下げたアマゾンですが、過去1年では約17%上昇していました。さらに、ネットフリックスは約30%も上昇しています。
・一方、iPhoneの販売減速がニュースになったアップル、情報管理等コンプライアンスの面で大きなダメージを受けたフェイスブックは約30%の下落となっていました。配当利回りが高く個人投資家に人気のあるIBMも同様の下落率です。
・また、今年前半日本の個人投資家の人気を集めた半導体関連銘柄NVDAも30%以上の大きな下落となっておりました。
・一時時価総額世界一に復活したマイクロソフトやクレジットカードのVISA、CRM、ADBEといったところも二桁の上昇率を維持しています。
予想PER
・株価の値ごろ感を測る際、最も活用されるPERについては、業界によっても水準が異なりますし、個別銘柄毎に成長性が違うため、単純な横比較は意味がありませんが、ご覧の通り、総じて「普通」の数字になっています。
・少し前まで「三桁」が当たり前だったアマゾンのPERが50倍台にまで下がっていることに、まず目が行きます。巨大IT企業のPERは、どれもこなれた水準と言えるのではないでしょうか(ネットフリックスは私には、少し難しいので、ノーコメント)。
以上です。次回はタバコメーカー等その他主要銘柄について、同様の記事をアップする予定です。↓アップしました。
I hope you like it.