ゴールデン・ウィークで日本の株式市場もお休みですが、ここで、新型コロナウイルスで大きく揺れたマーケットと私の資産運用を振り返ってみます。
新型コロナウイルスの影響は、これからも続くので、一旦「前半バージョン」としておきます。
主要株式指数の推移
私が早期退職したのが2019年1月なので、少し長めにそこからトレースします。
S&P500 | TOPIX | |
2019/1末(退職時) | 2,704.10 | 1,567.49 |
2019/4末(1年前) | 2,945.83 | 1,617.93 |
2019/12末(エルの資産ピーク) | 3,230.78 | 1,721.36 |
2020/2末 | 2,954.22 | 1,510.87 |
2020/3末(コロナ影響大) | 2,584.59 | 1,403.04 |
2020/4末(直近) | 2,912.43 | 1,464.03 |
<コメント>
・月末ベースで日米のマーケットの動きを確認すると、2019年に上昇後、新型コロナウイルスの影響を受けて今年3月がボトムとなっています。そこから、1ヵ月で米国株は13%程度、日本株が4%程度上昇。米国の方が戻りが大きいことが確認できます。
・私が退職した時に比べると、日本株は6.6%下落している一方で、米国株は7.7%も上昇しているは意外でした。まさに、どこに投資するかが重要だということですね。
私の金融資産の動き
私の今回の新型コロナウイルスの影響を受けた資産運用の「実践」は、これまでも適宜記事として掲載してきました。改めて、それらの記事とともに状況を確認しました。
3月上旬に初めて退職時資産残高を割る
・給与収入がない身分ですから、別にお金が減ってもおかしくはないのですが、ついに「この時が来たか!」と感じたので、記事にしました。
減少ピーク時は僅か1ヵ月で2割も資産が減った
・今回の新型コロナウイルスのマーケットへのインパクトで特徴的だったのが、なんと言っても調整スピードの速さです。私はリーマンショック含めて過去の数々の波乱を経験していますが、これほどの短い間にここまで一気に資産価格が下落するのは初めてでした。
J-REIT大量買いなどにより退職時資産を早期回復
・日米の株式が大きく下落する一方で、それ以上に「異常な」下落をしたのがJ-REITでした。私は開始して間もない信用取引(参考:「信用取引」という武器を手に入れた)も駆使して、J-REITに投資を敢行しました。結果として、3月下旬には1週間のゲインとしては過去最大の実績を残しました。
実は2月がボトムだった
・上記マーケット概況の通り、日米の株価の直近ボトムは3月だったわけですが、私自身は過去最高の資産評価額をつけた2019年12月末以降、2月が評価額としては最も低く、3月は上述の機動的な運用により上昇に転じていました。
・3月に続き、4月も資産は連続して増加。「コロナ」からほぼ脱出した宣言をしています。
・3月月中の連日NYダウが1000ドル下げる異常とも言える局面で、REITや日本株を売却した資金を米国株にシフトしたことも奏功した形です。
総括および今後の展望
・「どこに」主に資産を投資しているかによって、この間の「感じ方」「結果」ともに違ったようです。指数を見る限り、日本株主体の投資家の傷は癒えていませんが、米国株主体の投資家においては「瞬間的」には恐怖を覚える局面もありましたが、絶対的な水準は1年前とほぼ同じところまで戻っています。
・私の場合、月末比較ではピーク比せいぜい15%程度の減少にとどめることが出来ましたし、むしろ、相対的なポジション(インデックス投資などとの比較において)は良くなったことを実感しています。
・ただ、繰り返しとなりますが私は現在給与収入がないので、一般の方々とは状況・条件が異なります。なので、運用というよりも我が家の「純資産」の推移を常時確認しています。
・エントリー「2020年の家計収支を大まかに予想してみた。」の通り、年初に家計収支をイメージしましたが、コロナの影響で支出については、一段と減る見込みです。本来なら、節約生活ではなく、今できることに時間・お金を使っていきたいのですが残念です。
早く、コロナさん、どこかへ行っておくれ
I hope you like it.