2019年1月にサラリーマン生活を終えた私ですが、2月ごろから虎の子の「退職金」を投資に回すようになりました。
(参考:【Semi-Retired】退職金の投入が進んでいます。)
最初は、非常に多くの銘柄に分散投資したり、一時J-REITにも投資したり色々と試行錯誤しました。
そして、一旦は花王の株式を退職金のメインの投資先と決めた局面もありました。しかし、現状は全く異なる状況となっています。
JT株に6500株投資
では、現在、どの様になっているかというと直近の日本株のポートフォリオを示したエントリーにもあるとおり、日本たばこ産業に大きな金額で投資しています。
JTを取り巻く環境は、国内喫煙人口の減少、世界的に広がるESG(環境・社会・企業統治)投資の流れ、新興国の通貨安など逆風ばかり。このため、過去数年にわたり株価の下げトレンドが継続していた同社株ですが、9月に2200円あたりで株価は明確に底打ちしています。さすがに、安くなり過ぎたので見直し買いも入っているのでしょう。また、JT株は反発した今でも約6%の配当利回りを得られるため、債券投資の代替的な意味合いで投資する機関投資家も一部存在するようです。なお、「電子」たばこへの規制強化は「加熱式」たばこを取り扱うJTにとっては商機にもなります。
退職金を全部投資することの是非
では、投稿のタイトルに戻ります。退職金を一部ではなく「全て」投資してしまうことは果たして良いのでしょうか?
一般的には決まってこう言われます。まず、退職するまで投資をしたことがない投資ビギナーが登場し、投資に不慣れなのに金融機関に近づくと危ないし、年齢的に損をした際、これを挽回するのが難しいと。
確かに、定年で仕事をやめるまで殆ど投資のことを考えてこなかったような方でしたら、私もかなり慎重に投資を始めた方が良いと思います。(でも、金額は抑えてまずは「始めてみる」ことをお勧めします。投資は頭の中だけで考えているのと、実際に行うことでは大違いですから)
しかし、投資経験やリスク許容度は人それぞれです。
それと、退職金をもらう時期との兼ね合いもあります。
(参考:退職金をもらう時期の選び方)
つまり、退職する時期を自分でコントロールできるのか否かも大きな鍵を握ります。たまたま、退職金が入ってきた時期に株価が安ければ、それだけ退職金を大きく増やすことが出来る可能性が高いわけですし、株価が高い時期だったなら「待ち」のスタンスを取れば良いだけの話です。
私が退職金を手にした時は、今年の日米の株価が大きく上昇する前だったので、多少リスクはあったけど投入にGOサインを出しました。
結論を言います。
それは、ケース・バイ・ケース
一概に退職金を全部投資して良いのか悪いのかは「わかりません」
I hope you like it.