シニア会計とは
「シニア会計」という言葉をご存知だろうか。
「シニア」と「会計」のどちらも、よく目にするありふれたワードだが、「シニア」+「会計」となった瞬間、あまり見たことのない言葉になるから不思議だ。
この言葉を初めて知ったのは、税理士でFPの方が書いた本を今年読んだのがきっかけ。
その本では「50歳から90歳まで」の方々を「シニア」と定義した上で、この人生の約半分を占める長い期間の「家計学」について、分かりやすく解説した本だ。
この中で、
「収入」・・・あなたが現在から90歳までに獲得できる年金や給与など
「支出」・・・あなたが現在から90歳までに支払う食費、住居費、各種保険料など
「資産」・・・あなたが現在保有している預金、不動産、株式、保険契約など
「負債」・・・あなたが現在抱えている住宅ローン等の、完済時までの支払総額など
とした上で、上記4要素のバランスの適正性を定期的に確認することを推奨。
企業会計(合計残高試算表)と同様に、会計帳票の様なものを作成する。
収 入 | 支 出 |
負 債 | |
資 産 | シニア剰余金 |
エルのシニア会計
本ブログの管理人エルは、これから3年程度先での(セミ)リタイアの構想を持っていることは、既に過去のエントリーで表明済みだが、この「シニア会計」の考え方を適用したら、どうなるかやってみた。
収入11,700万円 ・年金6,000万円(25年間) ・配当3,700万円(37年間) ・退職金2,000万円 | 支出(金額非開示) ・37年間分 |
資産(金額非開示) ・金融資産(大半が株式) ・自宅(マンション) | シニア剰余金(金額非開示) ・プラス |
・厳密に言えば、負債は常時クレジットカードで抱えているが、資産額等と比較し軽微なので省略
・上記から判断して、私の場合は3年後のリタイアは「夢物語」ではないことが分かった。
I hope you like it.
70歳のポートフォリオ
時間潰しに『退職金貧乏』(塚崎公義:祥伝社新書)という本を読みました(満足度★★★☆☆)。 この本は、公的年金の受給開始をできる限り遅くすることを推奨。 70歳まで年金受け取りを我慢すると、その代わりとして、70歳以降の毎月の受給額が42%