つばめ投資顧問の「顧問」に就任

2022年も「最強の10銘柄」は最強だった

この記事は約4分で読めます。

いわゆる「最強の10銘柄」については、本で読者に紹介するだけでなく、私自身が投資をしています。(以下のリンク記事参照)

「最強の10銘柄」への投資状況
本ブログや拙著でご紹介した「最強の10銘柄」については、2021年2月の出版以降、それ以外の投資銘柄数を少しずつ絞る中で、順次、投資を増やしてきています。2022年に入ってからも増やしており、最新の投資状況(保有株数)を表にしてみました。今...

それは、私が掲げる「守りに強い投資」の方針に合致しているから

2022年が終わったので、昨年のパフォーマンスを確認するとともに、拙著出版以降の成績についても、あわせて調べてみました。(配当勘案せず)

2022年

まず、昨年の株価騰落率を主要な指数(S&P500)と比較してみましょう。

単位:ドル、%2021/12/31終値2022/12/30終値騰落率(%)備考
UNH502.14530.26+5.6
V216.71207.85-4.1
HD415.01315.88-23.9
DHR329.01265.46-19.3
LMT355.41486.53+36.9最高値圏
COST567.70456.50-19.6
UNP251.93207.03-17.8
NKE166.67117.02-29.8
CHD102.5080.61-21.3
MKC96.6182.89-14.2
S&P500(指数)4,766.183,839.50-19.4
10銘柄平均300.36275.00-8.4

<コメント>
年末までの騰落率は、S&P500がマイナス約19%(リーマンショック以降で最悪)となりました。こうした極めて厳しいマーケットの中で、ロッキード・マーチンとユナイテッドヘルス・グループの株価は上昇。ビザ、ダナハー、ユニオンパシフィック、マコーミックの4銘柄については下落したものの市場全般に比べて少ない下落にとどまりました。一方で、ナイキ、ホームデポについては大きく下落。この結果、10銘柄の単純平均(配当は加味せず)はマイナス約8%とS&P500を11%アウトパフォームしました。これは原始的な比較ですが、さらに精緻に比較してみましょう。エントリー「米国株投資家なら利用したい3つのサイト」でご紹介したツールを使い、年初に10銘柄均等投資(配当・分配金再投資ベース)でVOO(S&P500)と比較しました。
すると
VOO(S&P500):-18.19%
「最強の10銘柄」:-9.41%
やはり「圧勝」です。

拙著発売日以降

単位:ドル、%2021/2/10終値2022/12/30終値騰落率(%)備考
UNH333.40530.26+59.0
V206.44207.85+0.7
HD278.69315.88+13.3
DHR237.49265.46+11.8
LMT342.19486.53+42.2
COST356.12456.50+28.2
UNP203.50207.03+1.7
NKE142.46117.02-17.9
CHD83.2480.61-3.2
MKC90.8082.89-8.7
S&P500(指数)3,909.883,839.50-1.8
10銘柄平均227.43275.00+20.9

<コメント>
今度は本を発売した2021年2月の発売日時点と昨年12月末の株価を比較しました。こちらは、指数がわずかに下落する状況で、最強の10銘柄は20%強の上昇と大幅なアウトパフォームでした。やはりナイキの調子が悪いですが、現在、こうした消費財の関連銘柄は全般的に調子が良くないので、いずれ復調してくれるものと期待しています。

(なお、こちらは先ほどのツールを使った算出は不可)

↓「最強の10銘柄」についての詳細はこちらで

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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