いわゆる「最強の10銘柄」については、本で読者に紹介するだけでなく、私自身が投資をしています。(以下のリンク記事参照)
それは、私が掲げる「守りに強い投資」の方針に合致しているから
2022年が終わったので、昨年のパフォーマンスを確認するとともに、拙著出版以降の成績についても、あわせて調べてみました。(配当勘案せず)
2022年
まず、昨年の株価騰落率を主要な指数(S&P500)と比較してみましょう。
単位:ドル、% | 2021/12/31終値 | 2022/12/30終値 | 騰落率(%) | 備考 |
UNH | 502.14 | 530.26 | +5.6 | |
V | 216.71 | 207.85 | -4.1 | |
HD | 415.01 | 315.88 | -23.9 | |
DHR | 329.01 | 265.46 | -19.3 | |
LMT | 355.41 | 486.53 | +36.9 | 最高値圏 |
COST | 567.70 | 456.50 | -19.6 | |
UNP | 251.93 | 207.03 | -17.8 | |
NKE | 166.67 | 117.02 | -29.8 | |
CHD | 102.50 | 80.61 | -21.3 | |
MKC | 96.61 | 82.89 | -14.2 | |
S&P500(指数) | 4,766.18 | 3,839.50 | -19.4 | |
10銘柄平均 | 300.36 | 275.00 | -8.4 |
<コメント>
年末までの騰落率は、S&P500がマイナス約19%(リーマンショック以降で最悪)となりました。こうした極めて厳しいマーケットの中で、ロッキード・マーチンとユナイテッドヘルス・グループの株価は上昇。ビザ、ダナハー、ユニオンパシフィック、マコーミックの4銘柄については下落したものの市場全般に比べて少ない下落にとどまりました。一方で、ナイキ、ホームデポについては大きく下落。この結果、10銘柄の単純平均(配当は加味せず)はマイナス約8%とS&P500を11%アウトパフォームしました。これは原始的な比較ですが、さらに精緻に比較してみましょう。エントリー「米国株投資家なら利用したい3つのサイト」でご紹介したツールを使い、年初に10銘柄均等投資(配当・分配金再投資ベース)でVOO(S&P500)と比較しました。
すると
VOO(S&P500):-18.19%
「最強の10銘柄」:-9.41%
やはり「圧勝」です。
拙著発売日以降
単位:ドル、% | 2021/2/10終値 | 2022/12/30終値 | 騰落率(%) | 備考 |
UNH | 333.40 | 530.26 | +59.0 | |
V | 206.44 | 207.85 | +0.7 | |
HD | 278.69 | 315.88 | +13.3 | |
DHR | 237.49 | 265.46 | +11.8 | |
LMT | 342.19 | 486.53 | +42.2 | |
COST | 356.12 | 456.50 | +28.2 | |
UNP | 203.50 | 207.03 | +1.7 | |
NKE | 142.46 | 117.02 | -17.9 | |
CHD | 83.24 | 80.61 | -3.2 | |
MKC | 90.80 | 82.89 | -8.7 | |
S&P500(指数) | 3,909.88 | 3,839.50 | -1.8 | |
10銘柄平均 | 227.43 | 275.00 | +20.9 |
<コメント>
今度は本を発売した2021年2月の発売日時点と昨年12月末の株価を比較しました。こちらは、指数がわずかに下落する状況で、最強の10銘柄は20%強の上昇と大幅なアウトパフォームでした。やはりナイキの調子が悪いですが、現在、こうした消費財の関連銘柄は全般的に調子が良くないので、いずれ復調してくれるものと期待しています。
(なお、こちらは先ほどのツールを使った算出は不可)
↓「最強の10銘柄」についての詳細はこちらで
I hope you like it.