つばめ投資顧問の「顧問」に就任

「オール・カントリー」が個別株投資より「絶対」優れる点

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先日のエントリー「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に初めて投資」で言及したオール・カントリーがマネーフォワードMEに反映されていました。

59万円を少しはみ出した金額。半端な金額ですが、SBI証券にある余剰資金を1円残さず買いに回したものです。

一般論

個別株投資はとても難しいとされることが多い

投資信託と個別株投資を比較した場合、一般的には個別株投資は上手くいく時は良いが、そういつもいつも運用が上手く出来るわけではなく、少数の銘柄に投資するよりも多数の銘柄に分散投資出来る投資信託の優位性がしばしば指摘されます。

そして、同じ投資信託でもアクティブファンドの場合、中には優れたパフォーマンスのファンドもあるけど、それを事前に探すのが難しいだとか、その良い成績は長続きしないことが多いとか・・・です。

最近では、インデックスファンドが確率的にアクティブファンドを凌駕するケースが多いため、初心者から投資のベテランまで幅広い投資家の間で人気になっています。

特に、投資のことを自分で詳しく勉強して、モダン・ポートフォリオ理論、効率的市場仮説など少し蘊蓄が語れるようになってくると、インデックス投資信奉者が多くなる傾向がある様です。

実際

では、実際の世界ではどうか

個別株投資で成功している人は1割もいなくて、殆どの「個別株」投資家はトータルで損失だという様なメディアの記事(アンケートに基づくものなど)を時々見かけます。

確かに、私も常に小さな損失をいつも出しており、「投資って難しい」というどこかの新聞のCMのセリフを吐きたくなることは頻繁にあります。でも、おかげ様で「トータル」では4人家族でありながら4年前に早期退職して、投資だけで生活できる身分になりました。

リアルの友人・知人の中にも、私と同等かそれ以上の成功を投資でおさめた方々もいらっしゃいます。ただ、こうした人々がどの程度の割合いるのかは、私にはさっぱりわかりません。

そして、一般的には市場全般に投資するインデックス投資は少数の銘柄に投資する個別株投資よりも、リスクリターンが良いとされますが、これもやりようによっては、必ずしもそうではないと、実体験を持って語ることができます。

例えば、私がコアで投資している「最強の10銘柄」でのポートフォリオ運用では、ほとんどの期間において、米国株の主要指標(S&P500)よりもシャープレシオが高いのです。
(参考)
2022年も「最強の10銘柄」は最強だった
【米国株】これが「最強の10銘柄」かもしれない!?

「絶対」と断言できること

しかし、いくら「最強の10銘柄」が非常に優れたパフォーマンス(守りに強く、上昇相場でもそれなりに上がる)だとしても、絶対に他の投資手法より良くてベストな投資手法であるとは私も言うつもりはありません。

さらに、読者がもし当該10銘柄に投資する場合でも、それは「エルが勧めるから」という理由ではなく、しっかりご自身で調べて「腹落ち」してからにして欲しいと考えています。

一方で、「絶対」と断言できることがあります。

それは、広く分散投資する方法、中でも世界の数千の株式に投資するオール・カントリーが、「最強の10銘柄」含む「個別株」投資よりも優れた点があるということです。

それは何か

それは「個別株」投資である限り「個別株」リスクがありますが、オール・カントリーではそれを実質的にほぼ排除出来るということです。

「個別株」リスクもいろいろあり、市場平均と異なる値動きをすることは「軽い」リスクですが、「最悪」のリスクは破綻したり上場廃止になってしまう「可能性」があるということです。

こればっかりは「個別株」投資である以上、無いとは言えません。

その点、オール・カントリーでは仮に数千の銘柄の中のどれかが無価値になったとしても、全体に与える影響は軽微なものになります。

これは個別株投資より「絶対」に優れる点です。

こうしたリスクを重要視する投資家には、オール・カントリーなど分散の効いたファンドは向いています。

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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