普段、ブログ等への質問は原則としてお答えしていないのですが、類似の質問が来そうなので、今回は特別に（笑）ブログにて記事として取り上げたいと思います。（あくまで例外的な対応なので、個別の質問は基本スルーだとお考えください）
エルさんはじめまして。T・Mと申します。48才で「最強の10銘柄」で10年後の1億円を目指す者です。アマゾンのaudibleでエルさんの本を知り、これはすごい！と思い本も購入しました。audibleは毎日通勤で聴いていて、気になる箇所を本で確認して勉強してます。また仕事の昼休みと休日にブログを読ませてもらってます。 教えて頂きたいことは、エルさんの「最強の10銘柄」へ日本株を売却し米国株へシフトしている途中なのですが、先日MKC･DHR･CHDを売却されたとのこと。今後は「最強の7銘柄」へ投資しようと思いますが、もしエルさんが今の私ならどうされるか？を聞いてみたくて質問してみました。ちなみに私の現在資産は総額2500万円（日本株2000万円、投信400万円（S＆P500等）、米国株（最強10）100万円）で1月中までに日本株を米国株へ1000万円までシフトするよう日本株を売却しております。お忙しいところすみませんがアドバイス頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
質問の趣旨と追加解説
ブログと拙著をお読みいただき、ありがとうございます。
これは、私の先日の投稿「最近の投資活動の概況」（2023/10/12）をご覧になっての質問だと思われます。
ご指摘の通り、これまで私が主力としてきた「最強の10銘柄」のうち、マコーミック（MKC）、ダナハー（DHR）、チャーチ・アンド・ドワイト（CHD）を全部売却しました。
元の投稿に書いた様に、これは「何か特別な材料（情報）があったというわけではなく総合的な判断」でこの様な投資行動になりました。ただ、売却した理由に多少なったことを挙げれば以下があります。
＜ダナハー＞
10月に環境分野の事業をヴェラルト（VLTO）としてスピンオフした際、特定口座から一般口座に払い出しされることになったので、一般口座での管理は嫌なので売却しました。こんな事で売らない人の方が多いかもしれませんが、私はダナハーに限らず、類似のケースでは売却することが殆どでした。
＜マコーミック及びチャーチ・アンド・ドワイト＞
当該10銘柄の中では、相対的に時価総額が小さく、究極的に資産の安全性・信頼性などを考えた時、他の7銘柄に比べると劣後すると考えました。
なお、上記「売却」理由より、そもそもインデックス投信への「買い」を行うことが重要な理由であることを改めて強調しておきます。
さらに、エントリー「久しぶりにコカ・コーラとスリーエムに投資」（2023/10/7）で、コカ・コーラとスリーエムに再投資しているので、一部銘柄の入れ替えに見えるかもしれませんが、「最強の10銘柄」には多い時は合計で1億円以上投資していた時もあり、この2銘柄への投資額は限定的です。
質問への回答
「もしエルさんが今の私ならどうされるか？」
申し訳ないですが、T・Mさんのことは全く存じ上げないので、ただ保有資産額だけ情報を与えられて、アドバイスなどできるはずもありません。
投資というのは、投資経験、保有資産額、職業、家族構成など様々な属性によって、取れるリスクも異なります。また、投資というのは、全体で考えることも必要です。例えば私の場合には、米国個別株以外に、インデックス投信だけでなく、日本の個別株などにも分散投資しています。
それに、私が次に5銘柄に減らしたら、追随して5銘柄に投資するのですか？
拙著では、米国「個別株」選びの「考え方」を書きました。それも参考にしながら、他の銘柄選びも可能ですし、当該10銘柄はあくまで読者のことを考えて具体例をモデルとしてお示ししたものです。違った考えでも良いのです。
ただし、自分で選ぶことが出来ない、人の真似しか出来ないというのであれば、そもそも個別株への投資はやめた方がいいのかもしれません。（やめろとは言ってないですよ）
ちなみに、今回売却したダナハーなどに関して、再投資することだって「あり得る」ので、とにかく「ご自分の頭でよく考えて」「腹落ち」した上で、投資をしてみてください。
投資生活はこれから、まだまだ「長い」のですから
以上、少々、厳しいことを申し上げましたが、ご理解ください。
I hope you like it.
