ネット証券などの保有データによると、日本の個人投資家が保有している海外ETFの中で人気ベストテンに入っているのが、SPYDです。
正式な名称は「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF」と言います。
何を隠そう、私も2019年1月のブログ記事で、このSPYDを取り上げています。
(参考)個性派!SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF「SPYD」に注目
もし私のブログを見てこのETFに投資した方は、今から見たくない現実を目にすることになりますから、どうか覚悟の上、ご覧ください。
今年3月にほぼ全て売却
今年は前半、何と言っても新型コロナで翻弄されるスタートでした。特に3月は強烈な株式市場の下げ(そして、その後の急速なリカバリー)がありました。
連日、サーキットブレーカーが発動される中で、日本株から米国株へのシフト、米国株内での銘柄入れ替えを敢行しました。
この結果、3月単月で計上した実現損は日本株など含めてトータルで12百万円近くになりました。この時、売却した銘柄にSPYDもあったのです。(ちなみに、SPYDだけで約100万円の損失)
では、このSPYDの売却は間違いだったのでしょうか?
取引履歴
私のメイン証券の楽天証券は過去の取引履歴がかなり昔まで簡単に遡ることが可能です。ですので、最近の取引履歴を調べるのも簡単です。
確認すると、3月は30.38ドルから26.3ドルの間で売却していました。先週末(11/27)の終値は32.94ドルですので、この3月の売却の一番安値からで25%反発していますが、30.38ドルからは8%ほどしか上昇しておらず、私がその時に入れ替えで投資した銘柄群の平均的な上昇率(反発力)に比べると、見劣りする結果となっています。
3月からのデータではありませんが、年初来でS&P500に連動するETFであるバンガードのVOOが+12.96%であるのに対し、SPYDはマイナス16.5%ほど(ただし、分配金は勘案せず)になっており、SPYDの直近の成績が市場平均に比べて悪いのは、明らかです。
なお、私の米国株に限った運用成績は年初来で+16.3%ほどになっていますので、私のSPYDの売却は多分正解だったと思います。
cf.SPYDの通算損益は2019年に利益を上げているため、ほぼトントン(マイナス1万円未満)でした。
I hope you like it.