コロナで揺れた2020年も今日で終わりです。
ブログ読者の皆様、今年もお世話になりました。ブログは14年目に突入しました。
では、毎年恒例の私エルが1年間で読んだ本の中から「自信を持って」オススメできる本の紹介で、2020年のブログを締めたいと思います。
仕事をやめてから読書量が減少傾向ですが今年は77冊と前年120冊から35%も減少しました。今年は本ではなく映画をオンラインでたくさん観たことも原因です。なお、サラリーマン時代読書の中心だった電子書籍での読了数はほぼ皆無となりました。
そんな中でも今年も良書に出会うことが出来ました。
DIE WITH ZERO
まず最初はこの本から紹介を始めましょう。副題は「人生が豊かになりすぎる究極のルール」となっています。
本ブログは投資ブログですしお金のことを取り上げることが多いですが、お金を単に増やすことには意味はなく、最終的には「いかに人生における最適なタイミングでお金と時間」を使うかが肝要です。
本書を読めば、きっと多くの示唆が得られること請け合い。私にとっては「キラー・ブック」認定です。
日本経済 予言の書
ボストン・コンサルティンググループ出身のコンサルタントが著者。本書「はじめに」において、これから7つのショックによって「日本が壊れる10年」となると日本の将来を警告。
怖い予測の数々です。残念ながらバラ色の未来は待っていませんが、我々に対処の術がないかというとそんな事はありません。著者が30年間で身につけた未来予測の技術を駆使して2020年代の日本に起こることを予測した集大成のレポートである本書は、茹でガエルになる前に読んでおきたい一冊と言えるでしょう。
ティリングハストの株式投資の原則
第二のピーター・リンチの呼び声高い、フィデリティの現役著名ファンドマネジャーの本です。
いわゆるファンダメンタル分析に必要なノウハウや数々の箴言が詰まっており、投資本好きには大推奨。
世界一やさしい 米国株の教科書 1年生
ブロガー仲間の「はちどう」さんが今年出版した米国株投資に関する本です。
書籍タイトルに偽りのない「教科書」に仕上がっています。弊ブログ経由でも売れています!
(参考)『世界一やさしい 米国株の教科書 1年生』は長く使える1冊
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
こちらもブロガー仲間、三菱サラリーマン改め「穂高唯希」さんが出した投資本です。日本におけるFIREムーブメントを先導・実践してきた著者による「日本人による日本人のための最も推薦できるFIRE本」と言えるでしょう。
(参考)『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』は内容濃い一冊
企業価値の神秘
これは少し会計周りの知識がある人向け。
大学院生やコーポレートファイナンスを学ぼうとする人向けの本ですが、証券アナリスト検定会員資格を持っている人でも、発見があると思われます。本書に出てくる参考書などで、改めて学習する意欲が湧きました。2020年2月時点で11刷と定評ある良書。
バリュー投資家のための「米国株」データ分析
投資ブロガー「ひろめ」さんが書いた「力作」です。
前半は米国「個別株」投資をしっかりと行う人には、とても参考になる内容。後半は配当にかかる税金や、専業投資家(無職)における社会保険料などに関する解説。インデックス投資家や、配当税制・社会保険料などに精通していれば読む必要はないかも知れませんが、アーリー・リタイア希望者は備えておくと大変重宝します。
(参考)【配当金生活者の必読書】バリュー投資家のための「米国株」データ分析(ひろめ・著)
ディズニーCEOが実践する10の原則
最後は経営者が書いたビジネス書にしました。
ご存知世界のウォルト・ディズニーの著名経営者ロバート・アイガーの本です。米国のこのクラスの経営者としては決してエリートの出自ではない彼が、いかにして世界的な有名・大企業の名経営者になることが出来たのか。
故スティーブ・ジョブズなど登場する人物とのやりとりも興味深いものがありました。「経営書」そして「人生の過ごし方」に関しても参考になると思います。間違いない推薦書です。
以上、8冊をご紹介しました。
珍しく投資本が多くなりました。
なお、今年は他にも良い本がありました。以下の記事をご参照ください。
(参考)
・2020年1月から4月に読んで良かった本
・2020年5月から7月に読んで良かった本
・2020年8月から10月に読んで良かった本
I hope you like it.