「人生100年時代」というパワーワードが「流行語」になり、長くなる人生に対する現実的な解決策として、国はどんどん労働者の就労期間の長期化を図っています。
その一方で、私の周辺(と言っても主にオンラインの世界)では、定年よりも早く、自らの意思で仕事を辞めて「第2の人生」を開始する人・検討する人が増えています。
今回は、2019年からセミリタイア生活に移行した私から、これからセミリタイアを「検討している人」に向けて、率直な私の考えを述べたいと思います。
セミリタイアは肩身が狭い
まず最初はこれ。私のセミリタイア生活も、数カ月すると1年になりますが、リアルで会う友人などとの会話は大体以下の様なものになります。
・「で、次は何をするの?(一時的な状態だと思われている)」
・「普段、何をしているの?(暇だと思われている)」
私は、次どこか別のところにすぐ就職するとか起業するとかを考えて、前職を辞めたわけではありませんが、特に友人・元同僚の多くは、次どこで働くのかを訊いてきます。
そして、最初は開放感で良いだろうけど、時間を持て余してない?大丈夫?といった調子です。私に関しては、ようやく自由に使える時間が増えてそれを謳歌しているところであって、決して暇ではありません。むしろ、やりたい事がたくさんあるので、足りないくらいです。
この様に、周りの人の捉え方と実態には「ギャップ」があるのですが、私の様なステイタスの人が少ないこともあり、あまり理解してもらえない様です。そういう意味では、少々肩身が狭い感じを時々受けている。これは、偽らざる心境です。
月曜日が待ち遠しい
では、セミリタイアしてどうなのか?ですが、特に、大きく変化するのが曜日の感覚です。平日は「今日何曜日だっけ?」という状態によくなります。そして、金曜日が嬉しくなく、日曜日にはむしろ早く月曜日が来ないかなぁと感じます。
(参考)セミリタイアすると月曜日の朝が嬉しい
セミタイアして得られる最大のもの:時間
セミリタイアして良いことは人それぞれでしょうが、最も貴重な資源である「時間」を手にすることが出来ることが最大のメリットでしょう。
(参考)【Semi-Rerired】年収1000万円を「捨て」て得たもの
自由な時間を使って、家族と海外旅行に出かけたり、サラリーマン時代にはなかなか行けなかったライブにバンバン行っています。直近はスティングのライブに行ってきました。
その自由な「時間」を手に入れるためには、犠牲も払わなければなりません。最大のものは「お金」でしょう。給料日がなくなるのですから、投資においても「入金パワー」は活用できなくなります。
でも、私にとっては「今しか出来ないこと」をやることの価値の方が上回りました。昨年父が亡くなりましたが、父の看病や経済的な事情でこれまで殆ど旅行に行くことが出来なかった母に、残された人生を楽しんでもらうことなどです。
サラリーマンをやめる条件
では、実際にセミリタイアするに際しての条件が何かを考えたのが以下の記事です。
(参考)【Semi-Retired】サラリーマンをやめる条件
この記事は、仕事をやめる1年以上前に書いています。
実務的なこと
以下は、実際に会社を辞める際に、考慮が必要な事項に関する記事です。
「会社の辞め方」には注意しましょう。
なお、50歳前後以上の方には、竹川さんの以下の本が参考になると思います。
I hope you like it.