つばめ投資顧問の「顧問」に就任

WealthNavi 先進のロボアドバイザーのCEOに話を聞いてきた

この記事は約4分で読めます。

資産運用を正しい手順で行うためには、高度な知識とともに膨大な時間と手間が必要です。ポートフォリオの構築からその後のメンテナンスに加え、損失に対する恐れや焦りなどに左右されて合理的な行動がとれない「心理的な壁」は、資産運用に失敗する大きな要因のひとつです。
資産運用を自動化するWealth Naviを利用することで、時間も手間もほぼゼロに。世界水準の金融アルゴリズムに基づく、合理的な投資をすることが可能となります。

上記はこのロボアドバイザーを運営するウェルスナビ株式会社主催のセミナーに参加した際配布された資料の一番最初のページに書かれていた文言です。

通常であれば、投資目標設定の後、資産配分の決定、金融商品の選定、入金、発注、積立、再投資、リバランス、そして節税のための売買という一連の流れを自分でしなければなりません。

当社では、これらのプロセスを「全て自動化」するというのが売りです。

WealthNaviのポイント

ポートフォリオ自動構築

利用者に合った最適ポートフォリオを自動的に構築・維持

自動発注

利用者は指定口座に入金するだけ。ロボアドバイザーが自動でニューヨーク証券取引所にETFを発注

自動リバランス

利用者それぞれのポートフォリオを継続的にモニタリング。最適な配分になるよう自動でリバランス(年2回以上)

自動積立

定期的に定額の積立投資を自動で行います。もちろん、追加手数料は不要。

自動再投資

ETFの分配金の再投資もロボアドバイザーが自動で実施。

自動税金最適化(DETAX)

配当やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損を実現させることにより自動的に繰り延べ

安心・安全の確保

全ての情報や通信を暗号化、分別管理により全資産を保護。投資者保護基金にも加入

手数料

(3000万円まで)手数料は預かり資産の年率1%(税別)、3000万円を超える部分は年率0.5%(税別)
・ETFの購入・売却やリバランスの為替手数料は一切かかりません。実質的な為替手数料である「為替スプレッド」もなし。

以上が当社が提供する金融サービスの主な内容です。以下は当社代表取締役CEOの柴山和久氏からセミナーで聞いた内容の中で私がポイントだと思った点に絞ってメモを残しておきます。

従業員の過半数がエンジニア

当社の社員約40名の半分以上がエンジニア。これは金融関係では非常に珍しく、「もの作り」が自分でできる点に特徴

預り資産額

4月末で100億円を突破。SBI証券経由等もあり順調に増えており、現在はこれよりも2割ほど増えている。「働く世代」の利用者が多く、30代・40代ともに約3割の構成割合となっている。

資産運用のアルゴリズムは公開

安心して全て任せてもらえるように、ノウハウとも言えるアルゴリズムを公開→リンク

投資対象銘柄(ETF)の選定方法

投資対象は資産クラスごとに、最良と考えられるETFを選定。具体的には米国上場ETFの中から以下の観点により銘柄を選定。
・資産クラス全体に連動していること:パッシブ(インデックス)投資
・純資産総額が大きいこと:償還リスクを回避
・十分な流動性があること:いつでも適正価格で取引可能
・外国投資信託の届出:投信法に基づく金融庁への届出がなされていること
・低コスト:上記の全ての条件を満たすものの中から取引量・マーケットインパクトなども考慮した上でリターンのマイナス要因を低減するため低コストのETFを選定

→例えば米国株であればバンガードのVTIという様に各資産クラスごとに1銘柄決定されている。

想定リターン

各自のポートフォリオにもよるが、世界GDPの成長率+1〜2%のリターンを想定。4〜6%のリターンが無理のない妥当なリターン

現在当社は赤字

直近期は当期純利益▲3億の赤字(参考:官報ブログ)だが、多くの金融機関等からの出資により十分な資本(17億円)を有しており、当面赤字が続いても経営は何ら問題ないと考えている。

将来はバンガードの様な存在になりたい

私から「大変良いサービスなのだが、コストが高いのが難点。一方で現在の手数料でも赤字な状況下、将来的な展望は如何」と質問。

これに対し「あのバンガードも黒字になるのに8年を要した。我々は金融のインフラになりたいと考えており、今は初期コストで赤字であるが2020年をめどに経営の安定化を図りたい、そして、収支改善に応じた手数料の低減についても実現したい。」との力強いコメントがありました。

私の方針

当サービスは本来100万円以上から利用可能ですが、現在はキャンペーン中で30万円で口座開設が可能。代表曰く「好評なので、このまま続けるかも」とのこと

私も今の手数料(年率1%)であれば、100万円投資することは考えていませんが、非常に面白い・可能性を秘めたサービスですので「応援」の意味も込めて「30万円」で口座開設の方向で検討したいと思います。

将来の手数料引き下げに期待して

I hope you like it.

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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