最近、米国株投資を本格的に行う様になってから、日本の『会社四季報』の米国版に相当する『米国会社四季報』を購入するようになった。
税込で3240円と結構いい値段することと、毎号それほど大きな変化があるわけでもないので、1年に1度購入することを目処にしている。
ちょうど、初めて購入した時(参考:米国会社四季報)から1年が経過したので、最新号を入手した。
出版元は日本版と同じ東洋経済新報社。
日本版が「四季報」の名前通り「年4回」発行なのに対し「年2回」の発行となっている点が一番大きな違いとなっている。
すでに、米国株愛好家のはちどうきゅうどうさんが「米国会社四季報 2017春夏号の楽しみ方 注目企業は101社」というタイトルで最新号の「楽しみ方」を書いている。
「楽しみ方」。まさに、私も今パラパラとめくって眺めるだけで、キラ星の様に輝く多くの米国企業の「名前」や「驚きの成長力」「事業範囲や展開地域の幅の広さ」に時には感嘆の声をあげながら(これは嘘)、にやにやしながら(これは本当)読んでいるところだ。
さて、私がこの「2017 春夏号」に目を通して感じたことはこうだ。
巨大なのに成長力も抜群
巻頭の特集記事「ランキングで選ぶ有望銘柄」(売上高成長率編)では、2017年の売上高の成長率(過去3年の平均成長率が付記)がランキングされていた。
テスラの63.6%を筆頭に、結構有名な企業でも高成長を遂げている企業が多いことが一目瞭然。
その中でも私の目を引いたのが、以下の企業群だ。
9位:フェイスブック 36.9%(3年平均52.0%)
27位:アマゾン・ドット・コム 21.5%(22.2%)
44位:アルファベット 15.5%(17.6%)
上記の会社は巻末の時価総額ランキングにおいて、Google擁するアルファベットはアップルに次ぐ米国2位(世界でも同様)、アマゾンが5位、フェイスブックも6位となっている。
世界で屈指の時価総額を誇るこれらの企業が、二桁成長を続けていることが、米国の活力の表れともなっている。ちなみに、日本の時価総額の上位はトヨタ自動車や銀行など多くが「昔からある企業」で、成長力も米国企業に比べ大きく見劣りする。
トランプ政権に対する見方と有望銘柄
巻頭の特集記事には「トランプ相場第二幕、2017春夏のテーマ注目株」というものがあり、トランプ大統領vs米議会の行方別に有望な銘柄が掲載されている。
見方その1「トランプは本物だ!」→グローバル化は行過ぎ、金融復活も
・有望な業界はインフラ投資、石油・資源、金融
・キャタピラ、エクソン・モービル、JPモルガン・チェースといった企業名
見方その2「トランプは間違いだ!」→グローバル化の流れは止まらない
・アルファベット、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックなどのネット銘柄が有望
見方その3「トランプはうんざり」→ニュースに惑わされず、割安で買い
・業界では医薬、生活必需品、食品、通信、公益企業
・J&J、ファイザー、P&G、コカ・コーラ、フィリップ・モリス、AT&Tなど
見方その4「トランプは破壊者だ!」→ルールや秩序を壊すだけ、安全資産を
・パブリック・ゴールドなどの金鉱株や関連するETF
お気づきの読者もいると思うが、太字の企業名は私の「米国株ポートフォリオ 」の組み入れ銘柄でもあリます。なお、この記事そのものは深みはない。
現在、改めて、投資候補の選定作業を行なっているところ。作業が一段落したら記事として取り上げたい。
I hope you like it.