つばめ投資顧問の「顧問」に就任

米国株式・ETFセミナー(モーニングスター主催)参加記録

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先週の土曜日に東京・日本橋で開催された米国株投資に関するセミナー(主催はモーニングスター、協賛がマネックス証券、ウィズダムツリー・ジャパン)に参加しました。

午後1時半から約3時間のセミナーでしたが、一字一句はメモしていませんので、概要と私が感じたことをブログ読者の方とシェアしておきたいと思います。

当初300名の予定のところが実際には約450名参加したそうです。

米国株投資ブーム」を少し感じさせる盛況ぶりでした。

1 セミナープログラム

リンクをご参照ください。

2 ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好氏 「世界経済の動向と米国の強さ」

「マブリン」の愛称で親しまれている馬渕さんですが、日経の定番コラム「大機小機」に定期的に投稿する等一流の金融・経済に関するコメンテーターです。今回も適宜笑いを取りながらの講演でした。
基調講演のタイトルには「世界経済」の文字がありますが、基本的には米国に関する内容でした。ポイントは以下の通り。
・引き続き堅調な内需・非製造業に加え、外需・製造業も世界景気の回復に伴い、回復色を強めている。
・産業・企業の新陳代謝、経営の前向きさが米国の魅力。
・トランプ政権の動向は短期的には無視すべきだが、経済政策の縮小と政治的求心力の低下は今年末から来年初にかけて軽微なリセッションリスクを高めよう。
・連銀は慎重な緩和縮小路線を継続すると見込まれ、不安視する必要は薄い。
・米国株と米ドルの割高さは残るが、経済・企業収益の好調さが長期的には勝るだろう。
2008/1=100とした場合、米国の雇用者の週当たり総賃金は130.3(2017/4)と過去最高。また、その伸び率も安定している
・シリコンバレーは不動産価格が上昇、賃金も高騰、交通渋滞もあり「もう終わりだ」との声も。「IT技術そのものを高度化するより、ユーザーニーズをつかむことが必要」として、フェイスブック等がニューヨークにアンテナショップを開設
・トランプは実は本人も大統領に当選すると思っていなかったのではないか。選挙でデタラメなことを言ったので、具体的な政策にするのに時間がかかっており、一般教書や予算教書が大幅な遅れ。
・ワシントンで政治に詳しい人たちに聞いて回った感じでは、政権運営が暗礁に乗り上げる可能性が高く4年持たないのではないか
・株価は確かに高いが、企業収益の実態は良いので、いずれ割高感は修正されるだろう。

3 金融経済アナリスト 春山昇華氏 「これから始める米国株投資」

・米国株の投資家の間ではファンの多い春山氏が登場。今回は米国株投資の初心者向けの内容でしたが、普遍的な内容も含むものでした。
・「米国株、もう高すぎて投資できない?」「いえいえ、まだまだ先は長い」との考え。米国株に関しては、投資開始時期をそんなに気にする必要なし。はっきり言えば、日本株だけが「特別にダメ」なんです。
・推奨銘柄は以下のスライドの通り。

初任者が投資する銘柄は、業務内容(ビジネスモデル)の説明がいらないことが重要。一方、初心者と中級者の違いは「自分で考えることができる」こと。すぐ人になんでも聞く人は初心者の域を出ない。
・投資の一番の基本&最も大切なこと それは「分かること」&「分かり続けること」。分からないものに投資すると最後は損することが多い。
やっていることが理解できれば、毎日のニュースが、その企業にどんな影響を与えるかが判断できる。情報と株価の関係が判断できれば、短期の株価変動に付和雷同しなくなる。
・分かり続けるためには、継続的に簡単に情報が入手でき、最新情報がタイムラグなく入手できることが必要。
・“分かっているか?”の確認のために、投資理由をスラスラと紙に書けるようになること。春山氏が毎日やっているのは「観察」から始まるサイクル。

・出来れば、賞味期限が長いビジネス、自助の努力で利益を増やせる企業が投資先としては良い。

4 ETFの活用法と海外ETFの魅力

・ETFに特化した運用会社として唯一の上場会社(NASDAQ:WETF)であるウィズダムツリー。運用資産は日本円で4兆円を上回り、200本以上のETFをグローバルに展開。
・一般的なETFは株式市場全体のパフォーマンスに連動(東証株価指数、S&P500など)するものだが、当社の組成するETFは業績、配当など客観的な数値に基づいて、今後の成長が見込まれる企業のみを厳選した「独自開発」に連動するもの。
・米国株投資家の愛読書『株式投資の未来』の著者シーゲルがアドバイザーとなっている。
・今回提示されたおすすめETF(一部)は例えば「ウイズダムツリー 米国株 高配当ファンド(DHS)」や「ウイズダムツリー 米国ハイイールド社債ファンド(金利ベア型)(HYND)」が挙げられていた。他にも、色々と研究したくなりました。

5 マネックス証券ではじめる米国株投資

・マネックスは同業他社比で手数料が安く、取扱銘柄が多い。また取引ツールも優れリアルタイム株価で売買できるのが売り。
・今ならウイズダムツリーETF28銘柄の手数料が実質無料「ゼロETF」。ぜひ、この機会を活用してほしい。

6 パネルディスカッッション

・個人的に印象に残ったことは、春山氏の以下のコメントです。
「日本は良い会社が極めて少ない このため株価が上がるときは一気に上がる。米国はこの点、良い会社がいくらでもあるので、株価が割高といってもそう極端なことにならない」
→日本株について、非常に効率的という言葉を使っていたのが普段思っていたことと逆だったので意外でしたが、でも「なるほど」と思いました。
「日本でも米国でも、創業者が経営する会社中心に投資すること。従業員上がりの経営者ではなく」

以上、駆け足ですがレポートを終わります。

<私の結論>
米国株への投資中心で良い。

(参考ブログ)

2017年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナー(関東在住福岡人のまったり投資日記)

I hope you like it.

米国株投資の参考図書です。

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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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