つばめ投資顧問の「顧問」に就任

退職金をもらう時期の選び方

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geralt / Pixabay

今日は退職金をもらうタイミングに関して、少しだけ書いてみます。

前提の確認

・定年時にもらうのが普通だとすれば、前倒しでもらう場合、いつもらうのが良いかという命題
・当然のことながら、前倒しでもらっても経済的に大丈夫であることが大前提
・なお、ここでは民間企業の勤め人である場合を想定した。

考慮すべき事項

勤務先の将来性

・ズバリ、勤めている会社の業績等に懸念はないのかどうか。会社が今にも傾きそうな会社なら、退職金が少しでももらえる時期にもらっておく手はある。
・将来に微塵の懸念がないと思っていても、世の中「絶対」に安全はないと心得よう。

早期退職にかかる優遇制度の有無

・会社によっては、第二の人生(転職先等)を自分で見つける従業員に対し、退職金の上乗せを行うところがある。
・経営状態が悪くなった会社が、いわゆるリストラ策として早期退職を上乗せとセットで募集するケースもある。一方、指名解雇に近い首叩きもあると聞く。

金融・経済環境

・これは勤め先の状況ではなく、マクロの経済環境。日本や世界の金融情勢がどの様な状況にあるかということ
・特に、退職金という大きなお金が手に入る時期と、株式市場等の状況(株価が高い時期なのか、安い時期なのか等)がどうなっているのかは極めて重要

税制との関係

・本質的なことではありませんが、勤務年数によって退職金にかかる税金の取り扱いが異なります。正社員として同じ企業に20年を超えて勤めれば、退職一時金をもらう際に税制上、優遇される仕組みがあります。
・念のため、税制上の取り扱いは確認しておいた方が良いでしょう。
(参考)転職阻む「勤続20年の壁」 退職金優遇、今なお誘惑(日経会員限定)

エルのケースと判断

・過去記事で書いている通り、私の場合は定年前の早期退職でしたが「上乗せ」がありました。
・勤務先の状況は、少し厳しくなってきていますが、すぐどうこうということはなく、経営状態は特に考慮の対象ではありませんでした。(リストラ募集の話もなかった)
・一方で、現在の金融市場は、昨年の9月ごろに比べると過熱感はなくなり、投資をするには特に問題ない(有利でもない)。つまり、ニュートラルな状況であると解釈しました。
・運用の腕に自信があるなら、マーケットがクラッシュしている時に、退職金をもらうのがベストのタイミングとなります。

以上小ネタでした。

I hope you like it.

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投資に対する考え方
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この記事を書いた人
エル

50代、4人家族。1991年株式投資を開始。リーマンショックの影響により過去最高の含み損を抱えるも、2009年末に復元。2011年レバレッジ投資(両建て投資)終了。2019年セミリタイア。現在は米国株を中心に運用中。趣味は読書で「積ん読」は数百冊を誇る。音楽や映画鑑賞も好きです。

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